2008年下期・山行レポート
2008年下期(7月〜12月)の山行一覧

2008.11.02・・・・野岳フリークライミング
2008.10.12・・・・阿蘇高岳北尾根
2008.09.27・・・・牛首岩岩登り
2008.08.16・・・・尾鈴山・甘茶谷沢登り
2008.08.09・・・・多良・境川沢登り
2008.07.27・・・・多良・沢登り
2008.07.13・・・・洗谷沢登り
2008.07.06・・・・多良ハイキング
過去のレポート
 
  2005年   2006年上期   2006年下期

  2007年上期   2007年下期  2008年上期


【例会山行】野岳フリークライミング

月日:2008年11月2日(日)
場所:長崎県大村市野岳
天候:晴れ
参加メンバー:はまちゃん、マック、mimimama、Jimny、ジュン君ファミリー
生岩シーズンです。今日は野岳で登りました。
マックが仕事前に「アンダーツウアンダー」をレッドポイント。
はまちゃん&mimimamaは「パワフル魂」を打ち込み。

Jimnyは、この日お試し入会されたジュン君ファミリーと
奥のほうで遊びました。
奥様はクライミング初心者にしては動きもよくて
2本サクッとオンサイト。
*オンサイトの意味もわかっていませんでしたが、、、、

新しい若い仲間が増えて、山人の平均年齢も若返りました。
ワシはそろそろ引退かのお〜〜〜


【例会山行】阿蘇高岳北尾根縦走

月日:2008年10月12日(日)
場所:熊本県阿蘇高岳北尾根鷲ケ峰ノーマルルート
天候:晴れ
参加メンバー:クニさん、アトム、ビリーちゃん、はまちゃん、マック、mimimama、Jimny
山人としては初めての阿蘇に出かけました。

過去、九州の岳人が目指した阿蘇の岩場も、最近はあまり登られていないようです。
3連休の中日のこの日も、阿蘇の岩場に取り付いていたパーティーは
私たちを含めて3組だけでした。

詳しいレポートはここでは上げませんが、私を含めた参加メンバーの感想と反省を
記録としたいと思います。

まず最初にリーダーとしての私自身の反省ですが、
この山域に入るのは、まだ山人としては力不足だったということです。
そして同時に、今回の山行を企画した私自身の判断ミスを反省しなければなりません。
今回はたまたま無事に下山することができましたが、
それは幸運だったと思うのが正しいのだろうと思います。
実際に重大事故に繋がりかねないヒヤッとした場面は何度かありました。

山登りにはリスクは付き物ですが、ここ阿蘇の岩場はその最たる場所だと思います。
確かに山登りの総合力を試すには最適な所かもしれません。
山を登り込み、岩もそこそこ登り、ロープワークやビレイの引き出しも多く持ち、
確かな危険予知力とそれに対応する技術と経験を積んだ登山者にのみ
入ることを許される九州ではまれな山域だろうと思います。

今の山人の力では、まだ入ることを許される場所ではなかったと思いました。
今回の経験を、今後の山人の山行に活かして行きたいと思います。

難しいルートを予定通り登ったと言う結果だけでは何も残りません。
そのルートを登る過程で我々パーティーは、
きちんと危険予知ができ、それに対する安全への対応策が取れていたかどうか、
そしてそれは正しい対応のやり方だったのか、そこが一番大事だと思います。

今回は、大きなヒヤリ場面が2回ありましたが、
なぜそれは起こったのかを検証しなければなりません。
同じ場所を先行したメンバーは、その場所での危険を予知すべきだったのに
それができなかったのはなぜか?
その危険をリーダーはなぜ予知できなかったのか?
その時リーダーはどの場所にいて何をしていたのか?

オチャラケでも、山行が無事に終われば結果オーライ。
充分注意していても事故を起こせば叩かれる。
山の事故は世間では特に、結果しか見ないと言うか見えないようです。

今回は他のパーティーを見ることもでき大変勉強になりました。
福岡の○○の会と思われるパーティーは、若いメンバーばかりでしたが
礼儀正しくて装備もコンパクトで、話をしても謙虚で好感が持てました。
難度の高い北稜ルートを登ったのに、我々より遥かに早く北尾根を抜けて行きました。

と思えば、別のパーティーは懸垂下降中にロープから両手を離して
岩を持ったりするメンバーが目に入ったりしましたが、リーダーの方に失礼かなと思い、
口は出しませんでしたが、心中複雑ではありました。

通常のハイキングでも、この人の装備はおかしいな、とか、こんな時間に危ないな、とか
いろいろ目にすることはありますが、どこまで口出しするかは難しいですね。

おっと、山人のレポートから外れましたが、今回はそんないろいろな事を
考えさせられた山行でした。

                                     Jimny



【例会山行】雲仙・牛首岩岩登り

月日:2008年9月27日(土)
場所:長崎県雲仙九千部岳
天候:晴れ
参加メンバー:みーすけ、クニさん、マック、Kさん(一般)、mimimama、Jimny
久し振りに牛首岩へ行きました。
この日は、ここをフリー化された朝霧山の会の方たちとバッタリ出会い、
一日ご一緒させていただきました。
私自身もこの会のOBでもあり、
お世話になったS会長とも久し振りに話をすることができました。

今日は福岡から一般のKさんが参加され、私と一日ザイルを結びました。
しっかりした考えをお持ちの方で、ペアを組んだ私も思わず気合いが入りました。

今日は全員ペースが速く、午前中にマルチを2本づつ登りました。
私とKさんは3本登ってしまいました。

午後からはショートルートにトライしました。
生岩初体験のマックは、左ルートにオンサイトトライしましたが惜しくも失敗、、、、、
日向神、野岳で生岩経験のあるKさんは、右ルートを見事オンサイト成功。

通り過ぎる風に秋の気配が感じられる雲仙で、いい一日を過ごしました。


【例会山行】甘茶谷・沢登り(宮崎県尾鈴山)

月日:2008年8月16日(土)
場所:宮崎県尾鈴山
天候:晴れ一時雨
参加メンバー:クニさん、ハマちゃん、mimimama、Jimny
黒部源流の赤木沢を計画していた今年の夏だったが、現地の天気予報が良くなかったため急遽中止とした。
せっかく取った休暇なので、代替案として初日に宮崎県の尾鈴山「甘茶谷」に入り、
翌日は霧島の「大幡沢」を登ることにした。

2日目は未明の雷雨で中止としたが、甘茶谷は無事遡行することが出来た。
詳しいレポートはJimnyのHPを見ていただくこととして、
今回の遡行の反省点や気付いた事などをいくつか書き留めておきたい。

まず今回に限った事ではないが、車に乗り合わせていく場合はついつい持ち込む荷物が
多くなりがちなものだが、個人装備をコンパクトにする事をいつも心がけたい。

そして、今度のような体力を要する大きな沢を遡行する場合はなんと言っても装備の軽量化が必要だ。
軽量化ができているかどうかで詰めの苦しさがずいぶん違ってくる。
体力の消耗は足を踏み外したり、バランスを崩したり、判断力が鈍ったり、と、事故に繋がる要因にもなる。

近場の山や沢の場合はボッカの意味も込めて、多めの荷物を持つことはいいことだが
自分にとって本ちゃん山行である場合は、軽量化を心がけたい。

次に自分の今の力(体力・技術)をきちんと見極めた上で山行に臨むこと。
自分の力を過信してはいけません。

そして、年齢を重ねれば重ねる程、体力の維持には気をつけなければならないと言う事。
何のトレーニングもしていなければ体力の低下は早いが、それを元に戻すのは容易なことではない。
いろいろな事情でトレーニングできない事はそれぞれにあるだろう。
私自身も朝から夜遅くまでの仕事なので、トレーニングに充てる時間はなかなか持てない。
最近は職場にステッパーを持ち込んで毎日30分程度の擬似階段登りをしている。
それだけでもずいぶん違うような気がする。

今回の遡行中に気付いた事がもうひとつ。
沢の遡行は、何はともあれ地図をメインの判断材料にして登って行くという事。
誰かが書いた遡行図やネットのレポートももちろん判断材料にはなるが、
それには主観が入っているし、谷の様子はいつも変化している。
今回の源頭部の様相はネットで見た画像のものとは大きく変化していた。
遡行中はもっと地図を見なければならない。

それに沢登りには決まったルートなどがあるわけではない。
滝の登り方やゴルジュの突破のやり方なども、それぞれの力量や装備、メンバーの力などで、
判断していくもので、フリーの世界のように「あそこの滝は登らんばさ、、」とか言うのは
スタイルの違いというものです。
沢登りはその人の力に応じていろいろな登り方を選択できる懐の深さが良さともいえる。
ただ、技術はそれなりでも何とか登れる方法はあるが、体力だけはそれに代わる選択肢はない。

他にも気付いたことはあったが、おいおい沢に入った時にみんなで話し合いたいものだ。

なお、いろいろ書いたことはメンバーへのメッセージでもあるが、自分自身への自戒でもある。

以上です。    Jimny


【例会山行】境川・沢登り(多良山系)

月日:2008年8月9日(土)
場所:長崎県多良山系
天候:晴れ
参加メンバー:ハマちゃん、マック、mimimama、Jimny
境川も水がずいぶん汚くなりました。
なんだか寂しい限りです。

そんな境川でしたが、今年沢デビユーのマック君は、
泳ぎの先輩ハマちゃんにくっ付いて楽しそうに泳ぎまくっていました。

メンバーが揃っていたこともあって、お昼前には大渡橋に到着。
お昼を食べて下山しました。


【例会山行】ウナギレ沢〜シベ沢・沢登り(多良山系)

月日:2008年7月27日(日)
場所:長崎県多良山系
天候:晴れ
参加メンバー:ハマちゃん、mimimama、Jimny

ウナギレ沢F1をザックの回収のため
懸垂下降するJimnyです、、、、、

シベ沢F1に向かうハマちゃん


シベ沢で水と遊ぶmimimama


シベ沢にはオオキツネノカミソリが
咲いていました。

登山道に上がるとオオキツネノカミソリ
目当ての登山者がたくさんでした。

この時期は多良岳が一年で一番賑やかです。
金泉寺では山の歌の合唱が、、、


【例会山行】洗谷(背振山系)沢登り

月日:2008年7月13日(日)
場所:福岡県背振山系
天候:晴れ/雨
参加メンバー:クニさん、ビリーちゃん、teruさん、はまちゃん、マック君、mimimama、Jimny

今年の沢開きとなった今回の洗谷。
仕事の都合でなかなか参加できなかったマック君が初参加です。
普段から人口壁で登っているだけあって登攀そのものは
安心してみていることが出来ました。
若いだけに体力も問題なしのようです。

昨日は経ケ岳ボッカをこなし、今日はこの沢登りに参加してきたteruさんとmimimamaも元気です。
teruさんは今年は気合いが違います!!!

この日感じたことは、ベテランはベテランなりに、初心者は初心者なりに
自分に出来ることを気にかけて行動するということです。
ロープを片付けたり、登る人のフォローをしたり、画像を撮ったり、、、、
みんなの力で登る山の会ですから、自分に出来る事を率先してやりましょう。

それと基本的なロープワークは、自宅でしっかりやってくるようにネ・・・・


【例会山行】多良ハイキング

月日:2008年7月6日(日)
場所:長崎県多良山系
天候:晴れ(梅雨明け)
コース:黒木〜西野越〜金泉寺〜中山越〜黒木
参加メンバー:クニさん、teruさん、ユキさん、mimimama、Jimny

当初は個人山行としてボッカ訓練をする予定だったが、結局会山行として行うことになった。
Jimny、クニさん、mimimamaは少し負荷をかけてのトレーニング。
teruさんとユキさんは山にもっと慣れたいとの思いで参加して来た。

ウナギレ沢を中山越まで登って金泉寺へ向かうコースの予定だったが、
新人さんたちもいることだし、様子を見たい気持ちもあって逆周りとすることにした。

中山越と金泉寺を結ぶコースは、この時期ヤマアジサイの花が楽しめる。
きっときれいに咲いているはずだ・・・・・・

黒木の八丁谷へ向かう方の駐車場はいっぱいだったので、
経ケ岳登山口の県営駐車場に車を置いて車道を歩いて八丁谷へと向かう。
下山後わかったことだが、梅雨があけていたらしい。

林道歩きが終わると、山道に入る。
久しぶりの背中の荷物が肩に重い。

金泉寺でゆっくり食事を済ませ、お楽しみのヤマアジサイコースへ向かう。
この間、mimimamaさんは隣のベンチの女性2人の登山者に
ちゃっかり山人の名詞を渡してPRをしていました、、、、、エライ!

ヤマアジサイはちょうど見頃で妖艶な深い紫色の花や清楚な白い色の花を咲かせていました。
中山越からウナギレ沢沿いに下り、無事黒木へと下山しました。

久しぶりのボッカできつかった人や、最近毎日のトレーニングで快調だった人、
装備の事をいろいろ学んだ人、などなど。

梅雨明けの一日を多良で過ごすことが出来ていい日でした。(Jimny:記)

TOPへ