*Jimny倶楽部のアイドル「みみずまる」からレポートが届きました。
去年までは人材不足で、mimimamaさんがアイドルを務めていましたが、
足腰に衰えを感じるようになり先日、引退しました・・・・・・・・・・・・まだ生きてますけど、
さて、みみずまるのレポ−トは見かけによらず、文学的でありました。
隊長をほめる文章がちょっと少ないのが気になるけど、まっ!いいかっ!
以下、みみずまるのレポートです。・・・・・・・・・Jimny
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学生の頃関東や東北の沢を遡ってきた私が、Jimny隊長の元、この夏初めて九州の沢デビューを果たし、
体験した沢の印象は「ゲレンデ的・丹沢っぽい」。それぞれの面白さがあるけれど、
やっぱりシーズンのうち1本は“山をまるごと感じられるような谷歩き”もしたいな。
九州には私が求めるような“沢旅”的な要素の谷はあまりない、とJimny隊長は解説してくれていたけど、
急きょ計画が持ち上がった上の小屋谷は日本百名谷にも選ばれているらしく、
ガイドブックを見てもすごくよさそうな感じ…
アプローチの林道を離れ入渓地点となる川原へ降り立った時、寝不足の目が一気に覚めた。
ここは明らかに谷だ。チョロ沢ではないゾ。
明るくて広い川床、豊富に流れる透明な水。深い緑。心がぱっと踊り出す。
期待以上に素晴らしいじゃないの!そうそう、こんな感じ!
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気分よくザバザバと水流を進み出すと、数年振りに背負う宿泊装備が肩にのしかかる。
しっかり腰をすえ、きちんと腿に体重を乗せなければバランスをくずして体力を消耗するのだったな。
岩から岩へ慎重に伝って行くと、すぐ足裏感覚も戻っきて… そうして素晴らしく快適な旅は始まった!
この後の沢の感じは、行ってみてもらうか画像を見てもらえばいい。
天気にも恵まれほんとうに気持ちのいいキレイな谷だ!
エメラルドグリーンの美しい釜・淵。適度に緊張させるゴルジュ帯。
かと思えば意表をついて現れる20m前後のの迫力のある滝…
まるで私たちを飽きさせぬようプログラムされているようだった。
ノドが乾けば手ですくって含めばよく、先頭を歩けば魚影がスッと横切る。
人臭くないのも含め、まちがいなく百名谷の名に恥じない“秀渓”だ。
(上部のほうだけはほんの少し木材生産の爪跡を感じさせなくもなかったけれど問題ないヨ)。
それから、ただ美しいだけでなく沢登りの要素がぎゅっとつまっていたのもよかった。
決して登攀的ではないけれど総合的な力が必要とされたと思う。
小滝の直登、取付きまでのトラバース、ゴルジュでのへつり、
明瞭でない踏み跡、足場の悪い草付、地図とコンパスを使ってのルートの確認…などなど。
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Jimny隊長は面倒くさがらず絶妙なタイミングでシュリンゲを投げてくれるし、
ほかのメンバーの方も常に不安定な私を気遣ってくれた。
思い思いに進んでいるようだけど、気持ちは一体って感じだったと思う。
(高巻き中、滑落しかけて足を引っ張ったのは私ですが…ほんとうにごめんなさいっ!)
沢のぼりはガイドブック通りには行かないことがほとんどだけど、
みんなであの手この手で進んで行く感じが私は大好きである。
そして…私にとってはまだつきあいが浅いのにもかかわらずそうなれるメンバーだったことに本当に感激!
みなさんアリガトウ!
こまかい反省点も含め、帰って来てからもずっとこの快適な沢旅の余韻が頭を離れません。
そんなにたいそうな経験があるわけでもないけれど、私の沢歴の中でも3本の指に入る思い出の沢旅になりました。
また行きたいな…
2002年9月20日 みみずまる
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*今年の夏、飛んで火・・・じゃない「Jimny倶楽部」に入ってきた「みみずまる」・・・・・・・・・・・・
かなりの沢キャリアを、大学のワンゲル時代で積んできているようで、頼もしい限りだ。
最近、フリーの練習にも一緒に行っているが、フリーはからきしダメ!・・・・
なのに、沢に入ると正に水を得た魚か河童か・・・!そんな女の子です。
・・・・・・・・・・・・・Jimny