≪mimimamaの山登りレポート≫

      【飯豊連峰主稜縦走】

                                          VOL・・・・・3





7月30日、快晴。
4時、起床。    
テントを撤収して、5時30分出発する。

メールの交換を約束して 
「扇の地紙」で彼らと別れる。

彼らは「梶川尾根」を下っていった。
私は「地神山」を目指す。

「扇の地紙」からは、
登山者は誰もいなかった。
これから先は、登山道の様子も変わり
笹でヤブっていて、
登山者が少ない事が伺える。

「頼母木小屋」の管理人さんが
ヤブ払いをしてくれていた。

「頼母木山」から「鉾立峰」までは
アップダウンがきつかった。
 
特に「鉾立峰」に登り上がる急登は
堪えた。

この縦走の最後の登りとなる
「えぶり差岳」への道を進む。

緑の中の、「えぶり差小屋」が
見えたときは嬉しかった。 

メルヘンチックな小屋と花とトンボが
マッチしていていい感じだった。

飯豊連峰の縦走路の最後の
ピークである「えぶり差岳」から
下山するのが名残惜しかった。

今日の宿泊地である
「大熊小屋」に向かう。

下山コ−スの「大熊尾根」はかなりの
難路だった。
切り立った岩尾根は、緊張させられた。
途中、崩壊した所もあった。
   
道は素晴らしいブナ林となり、
更に高度を下げていく。

「大熊小屋」に出る手前には
恐怖の丸木橋を渡らなければならない。

橋の5〜6m下は、勢いよく水が流れている。
橋を渡って、急な登りがあり
疲れた体には堪えた。

そうして、ようやく今日の宿である
「大熊小屋」にたどり着いた。
      
今日の宿泊者は9人だった。 

小屋のそばには、ブナ林からの水が
流れていて、とてもおいしかった。

7月31日、今日が最終日だ。
5時に小屋を出発する。

再び橋を渡り、岩壁をヘつるようにして
先を進む。
     
渡渉は10箇所に及んだ。
増水すれば危険な所も多い。
     
小屋から5時間程で、大吊橋に到着。
30分の林道歩きで、
大石ダムのバス停に着く。

     
     *こうして、私の念願の飯豊連峰の縦走が終わった。 
      思っていたよりも、飯豊は賑やかであったが
      厳しい山でもあった。

      いろいろな人たちとの出会いもあり、単独行のよさも感じた山行だった。
    
      今度は「朝日連峰」が私を呼んでいる。