≪アトムの山登りレポート≫

大障子〜祖母〜傾縦走


            

実実施日:317日(土)〜319日(月)

天天候: 晴れ

コース:3/17  上畑6:40〜前障子岩10:40〜大障子岩12:10〜池之原14:00〜祖母16:50

    3/18  祖母7:30〜障子岳9:30〜尾平越(ブナ広場)13:00〜本谷山15:00

       九十九越17:00

    3/19  九十九越7:00〜傾山8:30〜水場コース分岐9:10〜三ツ坊主分岐10:00

       観音滝11:40〜九十九登山口12:00


たまたま3日間の休みが取れたので、久しぶりに単独で長距離縦走を行った。
木曜日頃から天候が荒れていたので、山には積雪が有ることは予想ができた。

行き先を何処にしようか迷ったあげく、
12年前の秋に計画したが尾平越であえなく敗退した同コースに再挑戦することにした。
もっとも、当時のルートはスズ竹が伸び放題で登山道もかなり荒れており、
初めての挑戦ではかなりの苦戦を強いられた。
逆コースでは
H.15年に大崩山から縦走しているが、
障子尾根を下るか登るかではかなりきつさが違うように思う。


上畑登山口から40分ほど登ると積雪が現れ、気持ちの良い登りが続く。
水場で一息ついて、いよいよ急な登りに入る。
雪がしだいに深く硬くなってきたので、アイゼンを装着した。
が、このアイゼンが靴に合っておらず、途中で緩んでくるので何度も付け直す。

アップダウンを繰り返し、ここで滑ったらあの世行きの急斜面をトラバースし、
やっと大障子岩にたどり着いた。好天で風も無く温かいので、霧氷が解け始めキラキラ光って美しい!
大障子岩を下ってしまえば、それほど危険なところは無く祖母までたどり着ける。
宮の原からは他の登山者の足跡がたくさんあった。


祖母小屋で小屋番の加藤さんに合い、去年コシカケ岩でお世話になったお礼を言う。
その晩は、加藤さんが新しく開拓したルートの話などを聞きながら、ゆっくり時間を過ごした。
翌日は朝食をゆっくり摂ったので、出発時間が予定よりかなり遅くなってしまった。
先に出発した登山者と祖母山頂の下りで合流したので、
黒金尾根の分岐まで同行し、別れ際に写真を撮りあった。
稜線の雪は
10センチから15センチくらいであったが、
明け方冷え込んだため硬くしまっているので、アイゼンが効いて歩きやすい。
トレースは尾平越までであったが、その先は積雪も少なくなっていた。

尾平越のブナ広場の水場は整備されていて、たっぷり水があったので、焼きそばを作って食べた。
「あー、ビールが、、、」祖母小屋で仕入れたビールがあったが、
夜のお楽しみに取っておく。ここはガマン、ガマン。


後はだらだらしたアップダウンで本谷山、笠松山とやり過ごし、
雪を被って頭をたれたスズ竹と格闘しながら九十九越に到着した。
まだ陽は明るく、雪を纏った傾山が美しく映えていた。
テントを張って今宵の寝床を作り、お楽しみのビールを飲みながら夜空を眺める。
星が瞬いていたが、寒い!!ホッカイロを足の裏と背中に張って寝た。
朝起きたら靴が凍っていた。信じられん、ここは九州だぞ!
今朝はガスっていて山は見えないが、天気は崩れそうに無かった。
杉ガ越えルートとの分岐に来るとガスは晴れてきて、縦走してきた山々が雲海の上に見渡せた。
傾山頂から積雪のためルートを一部変更する旨のメールを送り、三尾経由で九十九登山口へ下山した。
今回は初めて祖母傾を縦走したときに比べ、
スズ竹が異常に少なくなっていることと、鹿が多くなっているのに驚いた。
まるで全く違う山域を歩いているようだったが、
3日間どっぷりと山に浸かり、心地よい疲れでリフレッシュ出来たようだ。

帰りには白丹温泉(入浴料金:大人
250円、シャンプー・ボディソープ付、休憩室あり)
で汗を流した。
帰りの車中、「穂高よさらば」を歌いながら、
次は何処に行こうかと考えていた。

                     



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