≪沢登り≫ 

    【滝川谷・福岡県背振山系の谷】

                              

行き先が二転三転、結局、背振の谷になりました。

  【山域】・・・・・・・・・・背振山系(福岡県)
  【山行形態】・・・・・・沢登り
  【遡行谷】・・・・・・・・滝川谷
  【山行日】・・・・・・・・2000年9月13日(水)
  【天候】・・・・・・・・・・曇り
  【メンバー】・・・・・・・Jimny、mimimama、ゴージャス昭美             


3連休が取れたので、「一丁、大崩山の沢にでも行くか〜!」と、気合は入っていたのだが・・・・
台風と秋雨前線の影響で、荒れ気味の天候となった。
「こりゃ、厳しい谷は無理やな〜」
「くじゅうの小田川にでも行ってみるか・・」

雨でも何でも、とりあえず山に行きたい「ゴージャス」と三人で9/12(夕)出発。
長者原にテントを張って、天候を気にしながら眠りに入る。
小康状態だった雨が、夜中にひどくなり、足元から浸水してきた。
約一名の眠り姫は、「スヤスヤ」と夢の中・・・・

翌朝、小降りにはなったが雨は降り続いている。
「小田川」の取り付きまで車を走らせる。
Jimny的には「あんまり、気は進まんとけど・・・・・」(-_-;)
私の顔色を読んだのか、誰ともなく「パスしましょうか」という事になり
温泉にでも入って帰ろう・・・と、長崎に向け車をスタートする。

・・・・・・・・・・・・
と、段々空が明るくなってきた。

「ウ〜ン、このまま帰ってしまえば、Jimnyは根性ナシと言われかねん」
・・・・・・・・・・・・・・・・


「あのさ〜。背振の谷にでも行ってみるね〜?」
一応言ってみたつもりだったのだが

お二人さんは
「行こう!行こう!」と、二つ返事。  
・・・・・「あちゃ・・・・」

そんなこんなで、お二人さんが行ったことのない
背振の「滝川谷」へと向かいました。

「花乱の滝」の近くに車を停め、入渓準備をして出発。
林道を少し歩いて、沢に入る。

河原で、念仏を唱えている3〜4人の方たちがおられたので
お邪魔になるので、一度林道に上がり上流で沢に戻る。

小滝でウォーミングアップを済ませると、堰堤に出る。
左岸を巻く。

少し進むと、川の中に小屋が作られている。
なんだか怪しいカップルが
小屋の中から我々を見ている。

「コンニチハ」・・・・明るく挨拶をして先に進む。

さて、この谷の核心部とも言える
ゴルジュの連瀑帯に出た。

大きな釜の右岸のバンドをへつり、
一の滝の落ち口に出る。
このバンドは外傾している上、
ヌメヌメとしていて滑りやすい。
  
途中、新しい物も含めハーケンが
4枚ほど打ってある。

一番滑りやすそうでイヤな所に
ヘビの赤ちゃんが二匹ウロチョロしている。
  
お二人さんも怖がっていたけど、
様子を見ていたら
一番怖がっていたのは
ヘビちゃんたちの様でした。ハイ・・・・

続く二の滝は左岸をへつる。
真中に倒木がある。

左カーブにへつって行くと、
残置ハーケンがある。
更にへつって、岩を右に回りこむように行く。

左足を一杯に伸ばせばいいスタンスがある。
そこに届けばOK!
    
更に直上して落ち口に出る。

更にあと一段上には4mの滝がある。
ここも直登を試みる。
  
腐ったハーケンがある。
シュリンゲをかけ直し、
足場にしてソロリと登り上がる。
ハーケンがぐにゃぐにゃと心もとない。

今度来るときは、打ち直した方がよさそうだ。

この滝を登れば、更に4mの滝に出る。
ここは右から高巻いて上に出る。

この滝は直登したことはなかったので、
トップロープで登ってみる。
雨の後なので、水量が多く厳しい。

水流の左手から右手に移るのだが、
水圧に押し戻されて
なかなか、右足が決まらない。

ゴージャスもチャレンジする。

ここを登れば、美しい滑滝に出る。
滑りやすいので注意!

滑滝の上には10mの大滝がある。
ここは登れない。 
左上の登山道に出る。

このあたりで、この谷の沢登りは終了となる。
この上には、滑滝がありいい昼食ポイントだ。

今日はここまで。
登山道を下山する。

曲がりなりにも、沢登りができてよかった、よかった。

帰路、熊の川温泉に立ち寄りすっきりして長崎へ・・・・
いいお風呂でした。