≪Jimny倶楽部の山登りレポート≫

小田川・九重の沢


Jimny倶楽部で祖母山へ行く予定だったのだが、現地は大雨とのことで行き先を変更。
急遽、九重の小田川へ沢歩きへ行きました。
                                                 
*概念図はこちらへ

【登った沢】・・・・・・・小田川(九重)
【山 行 日】・・・・・・・2002年7月7日(日)
【天   候】・・・・・・・・曇りのち晴れ
【コ ー ス】・ ・・・・・・・くじゅうばしから入渓→小田川遡行→右俣→稜線→扇ケ鼻→岩井川岳→瀬の本登山口
【メンバー】・・・・・・・・ビューティーそのこさん、花散里姫、遊也さん、mimimama、Jimny


前日の土曜日は、各地とも大雨だった。
予定していた祖母山のほうも、
小屋番さんの掲示板で見てみると、
かなりの雨で沢も増水しているようだ。
Jimny倶楽部のメンバーに、
祖母山の山行の中止を連絡する。
・・・・・・・・・・・・がっ!
雨でもよかけんやっぱりどっか行こうか・・?
と、なりました。ハイ!

急遽、土曜日の15時頃、長崎を出発。
ビューティーそのこさんに花散里姫、
Jimny、mimimamaの四人です。

やまたびMLにお誘いメールを投稿していたところ
宮崎の遊也さんが、当日の朝から参加すると言う!!

前夜、長者原のテントの中は、見知らぬいい男を思い
あれやこれやと独身美女たちの話に花が咲きました・・・・
 
翌朝、入渓地のくじゅうばしへ行く。
牧の戸峠から瀬の本方向へ下る途中にある沢だ。
よく見ないと見落としそうな沢ではある。

遊也さんも到着する。
美女たちのお化粧もバッチリ仕上がっていて
私には見せたたこともないような笑顔で挨拶している
・・・・(^-^)vブィ!

この沢には以前一度来たことがあったが、
その時は右岸からヤブを降りて入渓した。
今日はヤブがうるさそうだったのと、
この沢はあまり楽しい滝登りなどもないので、
橋から直接懸垂下降で沢に降り立つする事にする。

思えば、この空中懸垂が今回の核心部だったようだ・・・
橋から沢に降り立つと、
しばらくはあまり変化のない沢歩きとなる。
空には厚い雲がかかり沢の中も薄暗い
(-_-;)ちょっとイヤだなあ〜

ところどころ、大きな岩があり、小滝を架けている。
あまり、積極的に濡れたくもないので
ほとんど巻いて進む。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そのうち、空には薄日が差すようになり
明るくなってきた。

がぜん、mimimamaさんの目が星飛馬状態になってくる。(炎)
(`_')おらおら

次から次へと水の中に突っ込んでいく。
たまに、途中で動けんごとなったけど・・・・(;^_^Aフキフキ
そんなこんなで・・・(どんなそんななの?)
水遊びも佳境に入ってくる。

去年から沢にはまったビューティーそのこさんは
「なに?この沢には大滝はないの・・?」・・と言いたげ。
以前、かなりクライミングをやっていた「花散里姫」は
沢登りは、今日がはじめてだったが
さすがに登りは馴れている。

宮崎で大きな山に馴れている「遊也さん」は
余裕の表情で、ラストを付けて来る。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

途中、硫黄の噴出しで川床が白く変色している地点を見る。
二俣に出る。
前回の遡行の時は、ガイド本の通り左俣に入ったが
左俣はヤブがうるさかった。

今日は、右俣へ入る。
ゴルジュ状のところを過ぎる頃、水が涸れる。
ここで足元を登山靴に替える。

しばらく登っていくと、谷は大きく広がり
雄大な光景を見せる。

大きくえぐれた谷を落石に注意しながら登っていく。

穏やかな風景の九重の山の中に、こんな荒々しい
谷があるとは登山道からは想像もできない。
谷はますます深くえぐれ、傾斜はますますきつくなって来る。
右手には、「扇ケ鼻」と思わしきピークが見えている。
直登するのは無理なようだ。

ここは素直にまっすぐ稜線を目指す。

最後のガレの登りは厳しかった。
崩壊防止のコンクリートの破片などが現れてくる。
人工物が見えてくれば登山道は近い。

落石を起こさないように確実に登っていく。


最後のひと踏ん張りを登って、稜線に出ると
目の前がパ〜ッと開けて九重の山々が目に飛び込んでくる。

目の前には星生山が見え、
その手前には西千里ケ浜を歩く登山者の列が見える。

ここからはミヤマキリシマを踏まないように
かすかな踏み跡を見つけながら扇ケ鼻へと向かう。
遊也さんがきちんとルートファィンディングをしてくれる。

扇ケ鼻で昼食とする。
お昼から天気が良くなってきたので登山者が多い。

下山は岩井川岳に立ち寄り、瀬の本の登山口へと下った。
途中には、いろいろな花が咲き、花に詳しい遊也さんと
ビューティーそのこさんはあっちこっちと忙しい。

キスゲやアヤメ、ショウマ、トラノオなどがあったそうな・・・・

では、また・・・・・・