北九州の名山「福智山」の沢・七重の滝に行きました。
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以前、北九州の友人から 案内していただいた「七重の滝」は、 私のお気に入りの沢となりました。 今年は、朝霧山の会のメンバーで 北九州にお邪魔しました。 平日と言うこともあり、参加者は私を含め6名。 それと帰省中の「息子その1」が特別参加。 長崎を朝出発して、鱒淵ダムに到着。 身支度をして、10時出発する。 ダムの上を歩き、 舗装されたダムの管理用道路を歩くこと15分程。 |
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「福智山」への道を左に見て、 少し進むと「七重の滝」への道標がある。 ここから山道となり、しばらく歩いていくと 正面に「一の滝」が見えてくる。 さ〜、ここから七つの滝が連続する沢登りの始まりだ。 ここで登攀具を身に付け、「一の滝」に取り付く。 この「F1」は滝の左の岩を登る。 やや逆層気味の8m位のこの岩には、 かなり上の方にハーケンが 一枚残置してある。 |
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続く「F2」は、胸まで浸かって取り付きまで行く。 一旦5m程直上して、立ち木にランニングビレイを取り、 そして、バンド状の岩を左にトラバースする。 この滝の登り出しはホールドに乏しく、 水の中にもいいスタンスがないので 全員取り付きで苦労する。 「F2」を登ると、息つくひまもなく二段になった「F3」だ。 3m位の滝の水際を登り、一段上がる。 そのまま、上段のトユ状の滝をへつりと突っ張りで登る。 |
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さてさて、「F4」が現れる。 去年よりも水量が多く、なかなかの迫力だ。 まず、ツルンとしたルンゼ状のところを跨いで右に移る。 ホールドがないので慎重に渡る。 ここからは直上するのだが、ホールドは水の中なので 本当のシャワークライミングだ。 「え〜〜、水の中を行くとね??」と、 初めてシャワークライミングを見る「息子その1」が うれしそうな顔をしている。 その「息子その1」が続いて登ってくる。 |
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この滝の上は少し広くなっていて 休憩するのにはいい場所だ。 空も明るくなってきたし、いいぞ、いいぞ・・・・(^-^) 「F5」、「F6」と順調に越えていくと、いよいよ この沢のクライマックス、「F7」の大滝だ。 |
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今日の水量だと、 リードは止めといたほうがいいかなあ〜とか思いながら ここまでやって来たが、実際に大滝を目の前にすると 闘志がムラムラと湧いてきた・・・・・・ 親父:「ファィト〜〜〜!」 息子:「いっぱ〜〜〜〜〜つ!」 と言ったかどうかは定かではない・・・・・・(^_^;) 大滝に取り付く前に深呼吸をする。 水の中のホールドを見えるものは目で確認する。 登るラインのイメージを頭に描く。 嵐のK会長に教えていただいたように、 メットの下に帽子をかぶり、いざ! |
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滝に取り付くと、体は水の中に入ってしまうので 視界には、水と水の中にある岩しか見えない。 耳には、ゴーゴーという水の音だけが聞こえる。 5m程直上し、右にトラバースする。 一段と水圧が強くなり、 落とされないように慎重にホールドを探し、 水流の右手に出る。 パッと視界が開け、風景が目に飛び込む。 緊張の一瞬が終わり、 下を見るとみんなの顔が目に入る。 気を抜かないように落ち口へ登る。 |
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後続の確保の用意をして下を見ると、 「息子その1」が登る準備をしている。 先日、くじゅうで沢登りの真似事をしたとはいえ、 本格的に滝を登るのは今日が初めてだったが、 なかなか順調に登って来る。 mimimama、鉄人Iさん、ビューティーそのこさん、 ご近所のJちゃん・・・・ *本人は巻くつもりだったのだが みんなが登るので仕方なく登ったとか・・・ 最後に、超人Nさんが登って来る。 |
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これで今日は全員が 全部の滝を完登したことになる。 おめでとう!!! 下山は沢沿いの登山道を あっという間に下ってしまった。 鱒淵ダムの公園で遅い昼食を取り、 長崎までは賑やかな車中となった。 |