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*恐るべし!林道工事・・・・(-_-;) |
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脊梁の谷「樅木本谷」に出かけました。 水量は豊富で、迫力充分! 九州の谷で、これほど渡渉にマジになったのは初めてでした。 しかし、悲しいかな、林道工事の影響で途中から水は濁り、谷は死にかけていました。 悲しい思いで遡行を途中で打ち切りました。 |
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脊梁の西側の谷「樅木本谷」・・・・・・ せっかくの連休だからと、沢中一泊できそうな大きな谷を調べてみる、 わざわざ沢中一泊しなければ遡行できないほどの谷は、残念ながら九州にはそれほど多くない。 そんな中で我々が選んだのは、この「樅木本谷」だった。 標高1200mあたりには、テントが張れそうな河原もあるようだ。 林道や登山道からは眼下に見る事はあったが、いまだこの谷には降り立った事はない。 上流の林道工事が気にかかったが、行ってみる事にした。 メンバーは、Jimny、mimimamaに、沢のシーズンが近くなってようやく動きだしたみみずまる、 それに大きな沢登りは始めてのビューティーそのこさん。 |
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樅木の「平家の里公園」の駐車場をお借りして、テントを張る。 翌朝、樅木本谷とニガコウベ谷の出合まで車で移動する。 路肩の広くなったところに車を置き、準備をして出発する。 車道を少し歩くと、左下に堰を見る。 さらに少し歩くと、前方に民家が見えてくる。 その手前から左に谷に降りる踏み跡があるのでそれを辿って入渓する。 降り立ってみると、去年の上の小屋谷にも似た渓相だ。 水量も多く、水もきれいだ。 なかなか期待できそう・・・・・ 谷は、すぐに両岸立ってきてゴルジュとなる。 膝上から太腿の上、さらには腰辺りまで浸かっての渡渉を繰り返す。 ガイド本には、膝下程度の渡渉を繰り返すとあったが、 今日は水量が多いのだろう。 ほとんどが、太腿の上までの渡渉だ。 通常の水位線と見られるところよりもかなり上まで水が来ている。 |
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しばらく進むと、ゴルジュの中の深く大きな淵に出る。 先の様子を見てみると、100mほど前方のゴルジュの出口が明るくなっているのが見える。 あそこまで行ければなんとかなりそうだが、 今日は荷物が大きいし、カラミで泳いでもロープが届かないのでそれもできない。 結局高巻く事にして、mimimamaさんが先頭で右を巻いてみる。 ガイド本にも右を巻くとあったが、すぐに岩壁に突き当たりどう考えても巻けそうもない。 左の小尾根から、工事中みたいな道まで上がり、トンネルをくぐり護岸工事と思えるところを行く。 結構エグイ! |
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この先で谷に戻り、相変わらずのゴルジュと渡渉が続く。 結構、本気(マジ)の渡渉だ。 渡渉でロープを使う事は九州ではまずないが、今回は5〜6回使った。 渡渉で流された者約2名、流されて泳いだもの約1名。 流されたストック約2本(これは永遠のサヨナラとなった・・・) おまけに、流されて死んだものと思われる鹿の死骸が1匹。 個人的には、沢登りでは滝を登ったりするよりも、緊張感のあるこんな渡渉が一番好きだ。 この後、水が濁ってきたが、この水の濁りさえなければ、いい谷だと思う。 |
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迫力は、去年の上の小屋谷以上だし、難易度も上の小屋を上回ると思う。 もっとも今回はたまたま水量が多かったのかもしれないが、 それを差し引いても簡単な谷ではない。 |
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渡渉に疲れてきた頃、(個人的には面白い渡渉にノッていたんだけど・・・) だんだん、水の濁りがひどくなってきた。 やっぱり上流の林道工事の影響だろう。 こんな汚い水の中をジャバジャバやる気にはなれない。 水圧にがんばっての渡渉でメンバーもやや疲れが見えることだし、 ザンネンだがこの谷はここで打ち切ることとする。 林道工事が終わって、数年経てば水もきれいになるだろう。 その頃、また来てみよう・・・・・・ |
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頭上には、吊橋が見えている。 あの吊橋のところに、杜道かなにかの踏み跡があるはずだ。 行ってみると、立派な踏み跡があった。 靴を履き替え、踏み跡を辿ると樅木から国見岳の登山口へ通じる車道に出た。 車道に出る手前には、なんと郵便受けが・・・・ と言う事は、さっきの吊橋の向うにはだれかの生活があるんだあ〜〜〜! ・・・・・・・・・・・・・・・・・ いつか訪ねてみたいものだ。 ここからは、車道をテクテク歩く。 途中途中で、民家のおばさんたちとお話をし、咲いている草花を眺めながら車のところへと歩いていった。 |
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