2003.09.29・・・・岩登りと沢登り
先日、4日間の休みがあり、岩登りと沢登りを続けて楽しんできました。
そのレポートを書くときに、岩と沢の違いを改めて思いました。
今回訪ねた祖母のセンスジ谷のレポートは、下手ながらもそれなりに文章が出てきた。
谷の様子、木々の立ち姿、水たちの表情、そこを遡行する私達・・・・・
色付き始めた枝先があったり、予想以上の高巻きや迫力あるルンゼなどなど、
沢登りは、旅の要素が詰まっているので、文章になりやすい。
一方の比叡山での岩登り・・・・・・
レポートを書くのに苦労しました。
岩登りは、旅ではなくスポーツですので、文章にはなりにくいですね。
岩と沢を同時に遊んできて、岩登りと沢登りの楽しみの違いが自分の中で鮮明になったように思います。
Jimnyの中では、岩登りはスポーツ、沢登りは旅・・・・そんな感じです。
2003.09.17・・・・9/15、雲仙・牛首岩
9/15、雲仙牛首岩でひふみんちゃんとクライミングを楽しみました。
ボッカ馬場さん、プルージックしげさん達、長崎ミラン山の会のメンバーも来ていました。
私とひふみんちゃんは岩登りのレベルが同じくらい(ひふみんちゃん、シツレイ!)なので、
ツルベで登ったりしていい感じでした。
3ピッチのノーマルルートは、ひふみんちゃんがオールリードしました。
その後、松の木右ルート(2ピッチ)をツルベで登り、昼食としました。
お昼からは、一番左側にある、松の木カンテルートをツルベで登りました。
今回は、初めてオールフリーで登れました。
気分を良くして、岩場の右側にあるショートルートを2本、ひふみんちゃんと登りました。
ここはトップロープでも登れるようにガイドロープを残置してあります。
2本のうちの左側にクラックからフェースを登る長めのルートがありますが、
上部は、人工ホールドがある垂直のフェースになっています。
今回は、ここも始めてフリーで上部まで抜けることが出来ました。
私にとっては、収穫のあった一日でした。
もっとも、プルージックしげさんは、全ルートなんなくサクッと登って行きましたけどね・・・・・
2003.09.15・・・・9/14、みみずとmimimamaさんは多良山系でボッカです。
9/14、みみずまるとmimimamaさんは、赤木沢に向け多良山系でボッカをしたそうです。
黒木から五家原岳に登り、金泉寺まで・・・・・・
金泉寺では、多良の花コーナーの白髭さんとも会ったそうです。
金泉寺には、新しいトイレが出来つつあったそうです。
左はボッカ中のみみずまる、右は下山後に見上げた「経ケ岳」の雄姿です。
2003.09.11・・・・それぞれの思いの赤木沢
遅まきながら、黒部の赤木沢に行こうと思います。
メンバーは、Jimny、mimimama、みみずまる、
それに、3年前に上の廊下を一緒に遡行した東京のりょうこちゃんを加えて4人です。
私とりょうこちゃんは、3年前に志水哲也さんのガイドで上の廊下を遡行し、
薬師沢小屋に泊まりました。
翌日は、ついでに赤木沢を遡行する予定でしたが、雨模様だったことと、
上の廊下を無事遡行したことで気が抜けた感じもあり、そのまま下山してしまいました。
りょうこちゃんとは、そのうち赤木沢に行こう・・・と話をしていたこともあり、
私と彼女にとっての3年ぶりの再会は、その時の宿題を済ませに行くようなものです。
みみずまるは、長崎での高校時代は山岳部に籍を置き、大学時代は関東でワンゲル部の沢サークルに入り
関東周辺や東北の沢、アルプスの沢などに通っていたそうです。
日本3大美渓と言われる、笛吹川・釜の沢、巻機山・米子沢、それに今回の赤木沢。
みみずまるは名前の通った沢には結構足を入れているのに、
一番人気の赤木沢にはチャンスがなかったそうです。
みみずまるにとっても、今回はやり残した宿題の片付けみたいな感じのようです。
そして、屋久島縦走やトムラウシ縦走、飯豊連峰単独縦走など、
九州外の山にも何度か出かけているのに、アルプスには今回が初めてのmimimamaさん。
彼女のアルプスデビューは沢登りと言う事になりました。
そして、mimimamaさんは赤木沢の向こうに来年の沢登りを見据えているようです。
今回は、沢登りと言うより、沢歩き、沢旅、と言った感じになると思います。
もう秋色の黒部源流の沢旅を、のんびり楽しんで来たいと思っています。
最近は、目を吊り上げて遡行する沢登りよりも、去年の上の小屋谷のような
谷の中の時間そのものを楽しむような、そんな沢旅が好きになってきました。
年のせいでしょうか・・・・・・
うんにゃ!
帰ってきたら、また目を吊り上げて沢に行くかもよ!!!
2003.09.05・・・・地図を持たない登山者
山で出会った登山者、そのA・・・・・・・・・
数年前のことです。
九州、脊梁の山に出かけました。
目的の花を見た後、下山にかかりました。
九州の山の中では山深い方に入るその山の中でも、あまり一般的ではない下山ルートを取りました。
もちろん地図コンパスをしっかり合わせて歩きました。
最近は、山渓などでもこのルートを取り上げたりしましたが、当時はまだ一般的ではありませんでした。
要所要所で、コンパスをチェックしながら進んでいると、後ろから男性が一人我々に付いてきています。
付かず離れずといった距離で我々と同じルートで下山するようです。
再び我々が地図を見ていると、彼が近づいて来て我々の1/25000の地図(地形図)を珍しそうに覗き込みます。
私は彼が手に持っている地図に目をやりました。
彼が持っていた地図は、ネットのHPに上げてある概念図のコピーでした。
もちろんコンパスなどを合わせたりはしていませんでした。
彼は、私達が先に下るのを見て付いてきたそうです。
私達が彼を置いていけば彼は下山できなかったかもしれません。
例えば晴天の牧の戸峠から久住山をピストンするのなら、
地図を出すこともなく無事下山できることと思います。
それでも地図とコンパスを用意していくのは当たり前のことですが・・・・
くじゅうと言えば、平治岳の北尾根コースは現在はよく整備されて歩きやすくなりましたが
今から10年以上前、まだこのコースが一般的でなかった頃、私も初めてこのコースを歩きました。
平治岳からの下山に使ったのですが、この時も、我々が北尾根コースに行こうとするのを見た登山者が
「そのコースで下れるのなら、付いていっても良いですか?」と話しかけてきました。
私は、「我々自身もこのコースは初めてですし、あなた達がどれくらい歩けるのかも知りません。
初対面の方を、初めてのコースにお連れするほどの技量は私にはありませんのでスイマセン」
と、お断りしました。
見ず知らずの人でも、山の中で万一のことが彼らにあれば、私達も知らん振りは出来ません。
例え、勝手に付いて来たにしても、そんな状況になれば手を出さざるを得ません。
まっ、逆がないとも言えませんけどね・・・・・・
山登りは自己責任とはよく聞く言葉ですが、お互い肝に銘じたいものです。
以前もどこかに書きましたが、穂高岳山荘のご主人が言っておられました。
電話で時々聞かれるそうです。
「穂高って、私にも登れますか?」・・・・・
ご主人は答えるそうです。
「登れるかどうか、自分で判断できない人には登れません!」
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