≪Jimnyの岩登りレポート≫

祖母山バットレス・祖母山山頂の岩場
「祖母山の山頂岩場にクライミングルートを開拓したので登りに来てください。」
との嬉しいお誘いを小屋番さんからいただいて、早幾年月・・・・・ちょっとオーバー(^^;)
今日は、やっと約束を果たすことが出来ました。
                                               

【登った岩】・・・・・・・祖母山バットレス
【山 行 日】・・・・・・・2004年7月19日(月)
【天   候】・・・・・・・・晴れ(薄曇り)
【メンバー】・・・・・・・・祖母山九合目小屋の小屋番さん、Jimny、mimimama


 
昨夜は飲んだくれて早く寝てしまった私でした。フニャア〜〜〜

今日は、朝から気になることがあったので、少し小屋の周りをウロウロしたりしてるうちに小屋番さんは登攀準備ができたようです。
自分が開拓したルートを、今日は初リードだそうです。そのリードのビレイを私に託してくれました。

取り付きまでも、気が抜けない難コースです。やっぱ、祖母山やねえ〜〜
3人が2本のロープで登ります。
ビレイの問題とか、撮影のことなどもあったので、それぞれシングルロープで順番に登る事にしました。

リードはもちろん、小屋番さん! 気合が入ります。

1ピッチ目は垂壁に近いフェースだ。 取り付きがちょっと微妙です。

大胆にハイステップなどを使い、被った岩の下まで登り、右にトラバースする。
トラバースも大きく足を広げて右足を決め乗り込んで、頭上のとがった岩を掴めればひと安心。
そして再び、左にトラバースする。 ここも大胆な動きが要求される。

左足に立ち込めば、後はガバを掴んでテラスへ・・・・・
 
テラスでビレイしてくれている小屋番さんのところまで登り、振り返ると、スケールの大きな祖母の谷が、
圧倒的な深さと広がりで眼下に一望できる。 う〜〜ん、このロケーションは他にはないなあ〜〜!

そして2ピッチ目は、取り付きが微妙だが、快適に高度を稼げる楽しいピッチだ。

30mはあると思える長いピッチだが、手がかりも適当にあり足下は高度感タップリの光景が広がり、
わざわざここまで道具を担いで遊びに来るだけの価値はありますヨ。

おまけに登りあがって、10mも歩けばそこは祖母山の山頂! 行った事はないけど、北岳バットレスみたい・・・・・
まだ何本かルートを開きたいと、小屋番さんは言っていたので、我々もまた登りに来ます。

こうして、2日間も遊んでしまった祖母山ともお別れです。
小屋番さんともお別れの挨拶をして、宮原を経由して尾平へと下山しました。

今回は二人きりだったのに、喧嘩もせずに仲良く遊びました。 ハイッ!ホントです!