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・・・・・のんびり沢泊まりのはずじゃなかったのお〜?・・・・・
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「新緑がきれいだろうなあ〜」 「沢の中にテントを張って、ノンビリ時間を楽しむのもいいなあ〜」 「最近、ゴリゴリ登山ばかりだもんなあ〜」 ・・・・・・・・・・・・・・ そんなノンビリ山行ならと、風邪気味の「シゲミチャン」も急遽参加になりました。 「シメシメ、これで荷物を担げるやつが引っかかったな・・・」 「なにも知らずに」と、思っていたらどうしてどうして、すべてお見通しでした。(-_-;) |
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もう十年近く前になるが、当時所属していた山岳会で春の大崩山合宿がありました。 その時は、山荘前にベースを張って、初日は大崩山系のハイライトコース(和久塚から坊主)を歩き 二日目に、山荘〜三里河原〜権七小屋谷〜稜線〜鹿納山〜五葉岳〜瀬戸口谷〜吐野〜山荘と歩いた事がありました。 そのときの沢沿いの佇まいに、「いつかはこの沢の真中でテントを張ってノンビリするぞ〜」と思いつづけていました。 今回、なんとか連休がとれたので、念願を果たしに行ってきました。 長崎からは、高速で大分米良ICまで走り、犬飼〜三重〜宇目と走り、 |
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5/6、6時起床。 今日は、権七小屋までのノンビリ行程 (予定では)だからゆっくり準備をする。 こんなにいい天気の大崩山は久しぶりだ。 山荘を過ぎ、和久塚コースの分岐に出る。 大崩山は始めてのメンバーもいたので、 小積ダキを見に河原に下りる。 青空に岩峰が見事だ。 |
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「なんか、もったいなかね〜」 「時間もあるけん、和久塚ば登ろうか?」 「荷物の重たかば〜い・・・・、大丈夫やろか?」 「なあ〜んの、もしもん時には 病み上がりのシゲミチャンが荷物ぐらい担ぐさあ〜」 「そしたら、和久塚ば登ってモチダ谷ば下ろうで、 あそこの滝もきれかばい」 「うん、うん、そげんしよう〜で」 なんとも、計画性のないリーダーでありました。(^_^;) |
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祝子川に懸かる丸木橋を渡って 和久塚コースへと進む。 mimimamaさんは、ここに丸木橋が 懸かっていることを知らなかったから 二人で大崩山にきたのは、ずいぶん昔のことになる。 しばらくは、荷物を担いでの急登がこたえる。 尾根に登り上がると、アケボノツツジがきれいだ。 袖のダキに出る。 スカッと晴れ渡り、下和久、中和久、 小積ダキが手に取るように見える。 山の斜面がアケボボツツジに染まっている。 下和久、中和久と通リ、上和久はパスする。 |
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リンドウの丘への分岐で、昼食とする。 少し戻り、モチダ谷へのコースに入る。 スズタケが頭上まで伸びているが、 すぐに開ける。 眼前に「七日周りの岩峰」が 圧倒的に立ちはだかる。 岩峰の左手を巻いて下る。 すぐに水流が現れ、 明るい沢を下る事になる。 モチダ谷は、以前紅葉の時期に 登った事があるが、今日はその時よりも 明るく道も歩きやすい。 昔は、藪が多く、踏み跡を探すのに 苦労をした記憶がある。 |
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ナメの中の逆層のきれいな滝を過ぎると、 道は谷から離れ左岸を巻いている。 沢に戻り、振り返ると、 50〜60mの大滝が見える。 もっと近くから見てみたいが、 時間がかかりそうだ。 さらに下り、金山谷との出合いに出る。 右岸を遡る。 やさしい渓相の沢を、楽しみながら歩いていく。 中瀬松谷を左に分けて、金山谷本流へと進む。 |
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すぐに、右手の一段上がったスズタケの中に、 開けた50坪くらいの広場があったので ここを今日のテント場とする。 沢からは15〜6mと、便利で環境もバツグン! 細引きを張り、昨日夜露で濡れたシュラフを干す。 さっそく、夕食の準備にかかる。 五合炊きの飯盒で、まずはご飯を炊く。 そして、本日のメインデッシュは鴨鍋で〜す。 鴨鍋ができる頃には、シゲミチャンとJimnyは それぞれ三本目のビールを空けていた・・・ 夕食を食べながら、もう一度五合のご飯を炊く。 これは、明日の朝の雑炊と昼のオニギリとなる。 満腹になった頃には、そろそろ眠くなってきた。 6時でも、まだ空は明るい。 |
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5/7、今日も晴れだ。 |
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「瀬戸口谷」の取り付きは スズタケが伸びているが、 昔とすると踏み後が明確だ。 えんえんと涸沢を下る。 水流が出てくると、 しばらくで左に巻き道がある。 巻き道から沢に戻ると、「黒岩滝」だ。 古い細引きが残置してあるが、 支点付近は腐りかけている。 自前の細引きで補強して下る。 |
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ここからは三里河原にも似た、おだやかな沢下り。 途中、カミナリが「ゴロゴロ」と鳴ったかと思うと 雨が降り出した。 雨具を着けると、雨はやんだ。 と、今度はなんと、雹だ。 大きいのは直径4〜5mmもある。 「キャアキャア」言っているうちに「吐野」に到着。 ここから「山荘」までは、 降ったり止んだりの雨の中を急ぎ足で歩く。 山荘で一休みして、登山口へと向かう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ |
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