≪Jimnyの山登りレポート≫

紅葉の大崩山・VOL・・・II



石塚から、少し「宇土内」方面に進む。
直進すると、「鹿納山」方向だ。

「宇土内」方面に少し進むと
「中瀬松谷」と書かれた小さな板がある。

しばらくは、急なガレ場を下る。
20分程で、水流が現れると、谷は傾斜を落とし
周りの木々も、段々大きくなってくる。

川幅も広くなり、明るい渓相となってくる。

この谷沿いの登山道も、
あまり人が入らないようだ。  
 
赤いテープを捜しながら、右へ左へと徒渉する。
途中、きれいな三段のナメ滝があり、
紅葉に映えて美しい。
「中瀬松谷」を下っていくと、
左から「権七小屋谷」が出会う。
この谷を20mほどさかのぼった右手の広場が
昔「権七さん」という猟師さんの
小屋があった場所らしい。

「権七さん」に挨拶をして、場所をお借りする。

まずは、なにはともあれ谷の水にビールを冷やす。
そして、テントを張り、食事の準備にかかる。

それにしても「権七さん」は
いい所にお住まいだったもんだ・・・
猪のヌタ場がすぐそばにあるのが、
ちょっと不気味だけど・・・

紅葉を見上げながら、ボーッとしてると、
すぐに暗くなってきた。
 
エーッと、今日のメニューは、モツ鍋でございます。
とりあえず、キャベツを切って、ニラも切って、と・・・・

鍋にモツ鍋のスープを入れて、モツを入れて、
一煮立ちしたら、野菜を入れて・・・・出来上がり!
・・・・・・どんなもんだい!・・・
 
 
「ウン、ウマイ!」

ゴハンもうまく炊けたし、言う事ナシ。
でも、誰かさんがいつまでも酒を飲んでて
寝せてくれなかったのが、まいったな〜

(^_-;) ZZZZZZZZZZZZZZZZ・・・・

11/5(晴れ)

今日も天気はよさそうだ。
「権七さん」に一晩の御礼を言って
来た時よりも美しく掃除をして
「また、来るね〜、さようなら〜」  と、
「権七小屋跡」に別れを告げる。

もう、後は三里河原を下るだけだ。
     
今年の三里河原の紅葉はイマイチのようだ。
もう十年以上前の秋に、三里河原に来た時は 
最高の紅葉だったのを思いだす。

あの時と比べると、赤や黄色の色に鮮やかさが
ないようだ。

それでも、やはり三里河原はきれいだ。
     
今日も、かなりの登山者が登ってくる。
     
「金山谷」出合いを過ぎ、「吐野」に着く。
春は、「瀬戸口谷」を下ってここに出たのだった。

あの時は、でっかい雹にビックリしたもんだった。

「吐野」からは、山道に入る。
 

「湧塚コース」を右に分け
「大崩山荘」に出る。

まだ、昼前だ。
河原に下りて、のんびりラーメンを炊く。

「小積ダキ」を眺めながら、贅沢なランチタイムだ。

今回の山行も、ビール、ウイスキー、焼酎に
モツ鍋の材料と、いつのまにか、
一人15kgの荷物を担いでの、
谷コースは少々きつかったようだが、
これも、いいトレーニングだ。

ボッカ馬場さんも、ヤンマー礼子さんも
それぞれに今年の冬山に向けての
スタート山行となったのではないだろうか・・・・

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いつ来ても「大崩山」はいい山です。
    
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