国見岳〜五勇山〜烏帽子岳のコースは、8年程前に当時所属していた山岳会で縦走した事があったが、 その時は、「烏帽子岳」からの下山には「エボシ林道」を使ったので下山口に車を配車しての車二台での縦走だった。 最近、「烏帽子岳」と五勇橋を結ぶルートの存在を知り、これなら車一台で周回コースが取れると思い、出掛けました。 今回は、初めてご一緒するご近所の「Yさん」もメンバーに入っています。 彼女はmimimamaさんの知り合いで、私が以前在籍して勉強させてもらった「長崎N稜山岳会」を、 最近都合で退会された方で、山の基礎はしっかりできた女性です。 雨の天気予報をうらめしく聞きながら、長崎から「樅木」へと車を走らせる。 長崎〜御船インター〜二本杉峠〜樅木と、3時間30分で到着。 きれいなトイレがある駐車場にテントを張らせてもらい、一夜の宿とする。 翌日、朝方から降りだした雨がテントをたたく音で目が覚める。 「あ〜あ〜、やっぱり雨かあ〜」 テントの中で朝食を済ませ、登山口へと車を移動する。 樅木の部落から林道を走り、「五勇谷橋」の手前に出来ていたゲートの所に車を停める。 |
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雨具を着て、出発する。 ゲートを越えて、「五勇谷橋」を過ぎると、 右手に「国見岳」の標識がある。 ここから山道に入る。 いきなりの急登で息が上がる。 左から、以前登った旧登山道が道を合わせると、 少しなだらかな稜線となる。 道の真中に「ヒメシャラ7兄弟」が、 以前よりも大きく育って立っていた。 8年振りの再会だ。 その先には、枝を大きく広げた「ブナ」の大木が どっかりと座っている。 「あ〜、これが脊梁の山なんだよね〜、 山は僕たちにいろんな事を教えてくれるよねぇ〜」 と、立松和平さんが言ってます。(^_^;) ・・・・・・・・・・ |
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ここからしばらく歩くと、尾根すじの道に出合う。 「バイケイソウ」が、あちこちに 可愛い芽を出している。 頭上には「マンサク」が満開だ。 「大国見岳」に着く。 あいにくの天候で展望はまったく得られない。 ザンネン・・・ そうそうに「五勇山」に向かう。 「小国見岳」のピークはパスする。 この尾根道は、伸び伸びと育った大きな木を 見るだけでもいい気持ちになれる。 この辺りの佇まいが私は大好きだ。 またまた、立松さんになってしまいそうな 自分に気が付く。 ・・・ (^_^;) |
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「五勇山」で、雨の中かんたんに行動食を口に入れる。 ここまでは、よく踏まれた尾根道と言う感じだったが、 ここから「烏帽子岳」方面への道は、 スズタケが道を塞いでいる。 先頭のmimimamaさんは、 「こんなもんにびびってて、祖母傾がやれるかあ〜!」 と、果敢に突っ込む。・・・・ボク、こわぁ〜い(-_-;) スズタケのかきわけが終わると、 シャクナゲの群生地がえんえんと続く。 花芽は少ないが付いている。 「烏帽子岳」の手前から「椎葉越」へと 伸びる道がある。 このコースも興味深い。 |
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最後の一登りを頑張ると、 本日最後のピーク「烏帽子岳」山頂だ。 展望岩から下を見る。 ガスが流れる隙間から、下の方が見える。 「烏帽子岳」を後にして、下山にかかる。 「エボシ林道」の標識を見て、 しばらくはその道を辿る。 「エボシ林道」への道が稜線を外れ、 左(南)に急下降する地点から道は別れ、 「五勇谷橋」へのルートは、 そのまま稜線沿いに直進している。 少しわかりにくいが、赤いテープが目印だ。 頭上を覆うスズタケを掻き分けて、下って行く。 mimimamaさんとYさんは、 熱心に地図コンパスで確認しながら進んでいる。 植林地に出るが、まだまだ道は遠い。 登りと下りは同じ時間がかかっていた。 |
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最近改訂された第九刷の九州百山峰(渡部さん著)の概念図を見ると、 |