≪沢登り≫ 

       【福智山・七重の滝】・・・VOL2】


最後の大滝「七の滝」に出る。

「Jimnyさん、今日はシャワーで登れるよ!」
とK会長。

この大滝を直登出来るのは
三回に一回くらいだそうだ。
水量が少しでも多いと直登は無理との事。

K会長がリードする。

高さは10mはありそうだが
ランニングビレイは取れない。

滝芯のやや左から取り付き、
半分程登った所で右手に移る。
落ちてくる水に、
もろに頭を叩かれながら
水中のホールドを捜す。

見ている方が緊張する。

落ち口に上がり、上からロープが降りてくる。

後続が登っていく。

この滝は、メットの下につばのある帽子を
被っていた方が目を開けることができるので
登りやすいようだ。

コンタクトの人は、ゴーグルは必携です。
そうでなくても、ゴーグルがあれば便利です。
今まで、いろんな滝を登ってきたが、
この大滝こそ「これぞシャワークライミング!」
といった滝だった。

登らせていただいたK会長始め
「嵐」のメンバーに感謝!
秋頃には、「経ケ岳」の南壁でお返しをいたします。

この大滝で沢登りは終了となる。
この上には登山道が横切り、
尺岳へのコースとなっている。

ここまでの遡行時間はちょうど二時間。
ここから「嵐」名物、特急下山が始まる。

取り付きの「一の滝」のところまで、
私は密かにタイムを取っていた。
ジャ〜ン、所要時間12分でした。

確かに、登山道で登ればそれほどの
時間がかかる登りではないのだろうが、

この沢は、取り付きから終了点まで滝の連続で、
ほとんど歩きはない。

滝登りを楽しみたい沢好きさんには、
もってこいの沢といえそうだ。

ただ、総じてここはぬめりがあって、滑りやすい。
気を抜くと大怪我をしかねない面もある。

沢の初心者だけでの入渓は厳禁です。
経験者であっても、最後の大滝は右手の岩を登り、
トップロープでシャワークライミングを
楽しむ方がいいと思います。
この沢と滝を知り尽くした人でなければ、
大滝のリードは危険です。

今回は、地元の「嵐」のメンバーと一緒だったので
大滝を登る事が出来ラッキーでした。
ありがとうございました。

今日は沢登りが出来なかったmimimamaさんのために、
今シーズン中にもう一度
「七重の滝」には、出掛ける事になるかもしれません。

お気に入りの沢のひとつが増えました。
楽しい一日をありがとうございました。


今回使わせていただいた画像は
全て「嵐」の「A澤」さん撮影のものです。
ありがとうございました。