≪Jimny倶楽部の山登りレポート≫

小河内谷右俣・多良山系の谷


沢登りデビユーの「もりもりにはちょっと厳しかったかも・・・・。
多良山系では最も本格的な沢登りが楽しめる「小河内谷・右俣」を遡行して来ました。
水量が多く、「ほんとに多良の谷?」って感じでした。


                                 *遡行図  *もりもりレポート
                                                  

【登った山】・・・・・・小河内谷・右俣(多良山系の谷)
【 コ ース 】・・・・・・黒木→小河内谷→右俣→林道→登山道→黒木
【山 行 日】・・・・・・2003年8月15日(金)
【天   候 】・・・・・・曇り/晴れ
【 メンバー】・・・・・・みみずまる、もりもり、mimimama、Jimny


 
多良山系で登られている谷は何本かある。

まず、入門者向きとしては、「シベ沢」、「ウナギレ沢」あたりでしょうか・・・・
そして「平谷左俣」あたり。次に「小河内谷・左俣」を登って、「境川」で滝登りの面白さを楽しむ。
最後は、この「小河内谷・右俣」で小粒ながら本格的な沢登りを味わうというのが
オーソゾックスなパターンではないでしょうか・・・・

多良山系の沢登りは、この「小河内谷・右俣」が最後の目標と言えるかも知れません。
そんな谷に、沢登り初めての「もりもり」を加えたメンバーで行ってきました。
もりもりには、ちょっと厳しかったかなあ〜〜〜〜?
五家原岳への登山口へ向かう。
林道を車で上がり、入渓地近くで遡行準備をする。
左俣を分けて谷に下りると、新しい砂防ダムがある。
左から越える。

沢デビューのもりもりを先輩のみみずまるが甲斐甲斐しくフォローしている。
*ウン、なかなかうるわしい・・・・・

イワタバコの花が咲いている。

しばらく遡行すると、最初の核心部となるゴルジュが現れる。
ここは手前から高巻くか、泳いで突破することになる。
もちろん泳ぎますよ〜〜〜(^-^)v

今日は結構な水量で、やや苦労したがなんとか全員突破する。
もりもりの雄叫びが多良の谷にこだまする・・・・・
 
この上段の7m滝は、今日の水量ではリードは厳しいので右の岩を登る。
ここも微妙ではあります。

登り上がれば谷は穏やかな表情を見せる。
左岸からは、美しいすだれ上の10m滝が出合っている。
今日は水が多く一段ときれいだ。

行く手に、釜を持つ8m滝が見えてきた。
その奥には、今日の最後の難所である15m大滝が見えている。
まず、8m滝を登る。
右手水際を登る。

そして、15m大滝の左壁に向かう。
この滝の直登は、この水量ではトップロープでも難しい。
ましてやリードは、水量が少ないときでも命がけとなる。
沢登りは遊びだ。
命をかける事はない。
命が惜しいJimnyは、迷わず左の岩に取り付く。
この岩には、ボルト、ハーケンが打ってあり、リードにも不安はない。
みみずも登る。
もりもりもぶっつけにしてはなかなかいいぞお〜〜!

この岩を登れば、後はゴーロの谷を黙々と登るだけ。
林道に登りあがり、ちょっと遅めの昼食とする。

この谷初めての「みみずまる」は、「ウン!面白い!満足!隊長大好き!」と、
言ったかどうかは定かではない・・・・

もりもりはしばらくは放心状態。
帰りの車中で、「私の今までの人生で一番凄かったかもしれない・・・・」と言っておりました。

林道を少し左に歩けば登山道に出る。
黒木までは、3,40分の歩きだ。

下山途中で、今日の沢登りを振り返りながら、美女3人が楽しそうに歩いて行く。
それを見るJimnyおじさんは鼻の下を伸ばすのでした・・・・・・

                      オワリ

TOP