≪Jimnyの山登りレポート≫               

      【そろそろ紅葉の傾山】

                                 ・・・・・概念図        

   *「傾山」へ、坊主コースから登ってきました。
    同行のお姉さま二人は、「祖母傾トレーニング」で雪の傾山へは、水場コースで登り
    縦走本番の時も重荷のため水場コースだったので、坊主コースは初体験でした。


【山域】・・・・・・・・祖母・傾山系
【登った山】・・・・・傾山
【山行日】・・・・・・2000年10月10日(前夜発、夜行日帰り)
【メンバー】・・・・・Jimny、ヤンマー礼子、mimimama
【コース】・・・・・・・九折鉱業所〜観音滝〜三つ尾〜三つ坊主〜二つ坊主〜五葉塚〜
           傾山〜九折越〜カンカケ谷〜九折鉱業所           

  

前日、早めに長崎を出発する。
順調に車を走らせ、4時間半で九折登山口に到着。
さすがに、連休の最後の日なので駐車場には車は一台もいない。
みなさん、昨日までで山登りを楽しまれたのだろう・・・・
満天の星空に、明日の好天を確信して眠りについた。

翌朝、なかなか明るくならない。
5時起床の予定だったが、だらだらと寝過ごし、6時前にやっと起きだす。
朝食を取っていると、車が一台やって来た。
やっぱり平日に登る人もいるんだ・・・・
テントを撤収して、出発する。

「九折越」への道を右に見て、「三つ尾」へと進む。
私自身も、このコースは久しぶりだが、
ずいぶん歩きやすくなっているようだ。

女性的な美しい「観音滝」が見えてきた。
滑らかな岩肌を、滑るように水が落ちている。
繊細で優雅な姿に、しばし見とれてしまう。

「観音滝」の上を渡る時に、不覚にも滑ってしまい
デジカメを水に落として、撮影不能となる。

「ア〜ア・・・、今日のレポートはなしか〜・・・」
あとで、なんとか乾いて
撮影できるようになりました。ホッ!

「観音滝」から一登りで、林道に出る。
ここから「三つ尾」までの長い事・・・・・・

倒木が多かったが、登山道は整備されていた。

やっと「三つ尾」に到着。

「三つ尾」から右折して、尾根筋を進む。

ほどなく、「水場コース」との分岐に出る。
今日は「坊主コース」へと進む。

最近、雨でも降ったのか、岩が濡れていて
滑りやすい。
核心部とも言える「5mチムニ−」を越え
ちょっと冷える岩場のトラバースを過ぎ
「5mニ段」のロープのある岩場を越える。
ここで岩場は終わりだ。
    
このあたりで、「なんとか画像がほしいなあ〜」と
思い、デジカメをいじっていると、
なんと、さっきまでうんともすんとも言わなかったのが
ちゃんと、動いてくれた・・・・ウレシイ!

 「祖母山・ラクダ岩」の悪夢がよみがえる・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

さっきまで、死にそうだった「mimimama」さんも、
岩場になると、とたんに元気になった。

「ヤンマー礼子」さんは、いつものマイペースの登りだ。

「三つ坊主」、「二つ坊主」の岩には
色付き出した紅葉が映えて美しい。

やっと岩場が終わると、「五葉塚」だ。
「五葉塚」から、一旦下り
また登り返すと、「傾山」の山頂だ。

ここまで、誰にも会わなかったが
山頂には、単独の男性が一人。

挨拶を交わして、さっそくお昼の準備だ。

さっきまで、いい天候だったのに
ガスが出てきて、あいにく展望は利かない。
   時々、ガスの切れ間から縦走路が見える。
三人、それぞれに思いがある縦走路だ。
  
私にとっては、今では生涯の友となった友人二人と、
初めて同行した本格山行だった。

「ヤンマー礼子」さんには、リーダーとしての
試練の縦走路だった。
 
「mimimama」さんにとっては、登山者としての
自立に成功した山行だった。
*本人曰く・・・・・

*あんまり自立しとるごとは見えんばってん

・・・Jimnyぶつぶつ・・

山頂でのんびりすごして、「九折越」へと向かう。
  
振り返ると、「本傾」の岩壁が「山手本谷」へと
壮絶な落差で落ちている。

「やっぱり、山が大きいなあ〜」

「九折越」の広場で一休みする。

お二人さんは、宿題だった「坊主コース」を
クリアーしてご満足のご様子。

さて、ここからの下りも結構なもんでした。

  
  8時間行動で、足はよれよれになりながら
  無事、「九折登山口」に下山しました。