長崎の山

         【 岩 屋 山 】

                                  ・・・・概念図

【体力度】★   【難易度】★ ・・・五段階評価です

   *長崎市の名峰「岩屋山」。
     475mのこの山は、和銅5年(西暦712年)行基により開山されたと言われています。
    以後、戦火による消失などで何度かの建て替えなどがされたとあります。

    樹齢200年の大杉や仙人窟、石仏群は被害を免れ、当時の姿を残しています。
    
「参考文献」長崎県の山歩き(葦書房・林正康著)

【山行日】・・・・・・・2001年11月8日(木)

【山域】・・・・・・・・・長崎市内の山

【天候】・・・・・・・・・晴れ

【メンバー】・・・・・・Jimny

【コース及びタイム】・・・・・・・岩屋神社登山口→(谷コース・40分)→岩屋山→
                 (尾根コース50分)→岩屋神社

岩屋山への登山コースはいくつかあり、
この岩屋神社からのコースや
油木町からのコース、
小江原の警察学校から登るコース、
式見ダムの方から登るコース・・・・・・
その他にも、
たくさんの踏み跡が山頂へと続いていますが、
主だったコースとしては、
4本くらいだと思います。

今日は、メインの登山道とも言っていい
「岩屋神社」からのコースで登りました。

長崎本線「道ノ尾駅」から西へ
岩屋中学校の前を通り、
虹ヶ丘小学校の裏手に回りこむと、
そこが登山口です。

車が何台か置けるスペースもありますが、
神社の参拝者用の駐車スペースと思われるので
感謝して置かせてもらいましょう。
神社の鳥居をくぐり、石段を歩き始めます。

登りはじめてすぐ左手に、足の病に
ご利益があると言われる「六部大師堂」がある。

今日の下山予定の尾根コースはここに下ってくる。
更に登ると、岩屋神社の境内を抜け登山道に入る。

小谷沿いの道は、徐々に傾斜がきつくなってくる。

山頂近くになると、更に厳しい登りとなってくるが
それもわずかな時間で終わり、
目の前が明るくなったかと思うと
そこが「岩屋山」の山頂。





広々とした草原の山頂からは、
長崎市内が一望に出来る。
振り返れば五島灘がキラキラと輝いている。

平日でも、いつも何人かの登山者が
登って来ていて、山の話しをしながらの
お弁当タイムは楽しいものだ。





ここから西に伸びる尾根を
式見ダムへと下りるコースは
自然歩道として整備されていて
のんびり歩くことが出来る。

式見からはバスで戻ることになります。

私は、今日の下山コースは、
登ってきた谷コースのすぐ南にある「尾根コース」と
呼ばれるコースを取った。



山頂から、登ってきた道を10mも戻ると、
地元の朝霧山の会のみなさんが
設置された標識がある。

案内どおりに尾根コースに入る。

木に掴まりながらの急な下りで始まるが、
まもなく緩やかになってくる。

自然林(二次林)から植林に変わり、
油木に下る「ファミリーコース」と別れ
展望の利く岩場に出る。

この「岩屋山」や尾根続きの「稲佐山」に自生する
「ダンギク」の花がまだ咲き残っていた。

通常この花は9月下旬から10月頃に咲く花だ。

ご多分にもれず、
盗掘のためずいぶん少なくなってしまったようだ。

山の植物は山が一番居心地がいいのです。
そっとしておいてくださいね・・・・

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        木の間から、岩屋神社の瓦が見え隠れするようになると
        登り始めに見た「六部大師堂」の裏手に出る。
        今日もちゃんと歩いてくれた自分の足と「六部大師堂」に感謝して車へと戻った。