*朝霧山の会の例会山行。今回は椎葉の山「江代山」・「馬口岳」に登りました。
    朴(ふう」の木谷登山口から取り付きましたが、ルートがはっきりせず一部ヤブコギとなりました。    

【登った山】・・・江代山、馬口岳
【山行日】・・・・2001年4月10日(夜行日帰り)
【天候】・・・・・・曇り時々晴れ

【コース】
朴の木谷登山口(8:00)〜古い山道(8:15)〜Uターン(9:30)〜林道(10:30)〜ヤブへ突入(11:000)〜
江代山(11:35/11:45)〜P1558(12:10)〜馬口岳(12:35/13:10)〜江代山のコル(14:0)〜ヤブへ〜
林道〜ヤブへ〜林道〜朴の木谷登山口(15:50)
【メンバー】・・・・・
長崎朝霧山の会のメンバ−・・・7名
          L/Jimny、SL/I嵐さん、、T屋さん、ミ〜マ〜さん、
          ビユーティーそのこ、月桂冠りつ子、mimimama
ネットの山の会「やまびこ会」の聖なる山、
「馬口岳」は、私にとっても以前から気になる山だった。
今回は、その南に位置する「江代山」からの稜線を辿って、
「馬口岳」までを往復することにした。
前夜、山の会のメンバー7人で長崎を出発する。
桜もほとんど散ってしまった市房ダムのほとりの公園に
テントを張る。そばの東屋を借りて、ささやかな宴を開く。
明けて、4/10。曇ってはいるが、だんだん空は明るくなってきた。
車に乗り込み、登山口の「朴の木谷」に向かう。古屋敷を過ぎ、
車は高度を上げていく。途中、車窓から大きな滝が見えた。
車を停めて見てみると、2,3段になった100m以上はある
滝の上には吊橋が懸かっている。
「こりゃあ、見逃すわけにはいかんばい!」
下山後に寄ってみることにする。
「白水滝」との案内板を途中で確認する。登山口を探して、
それらしき作業道の入り口を見つける。
ゲートには鍵が掛かっていて、車は入れない。
なんの標示もないが、ここが「江代山」への取り付きのようだ。
作業道を進むと、右手に踏み跡があった。
1/25000の地図上の破線と一致するようなので踏み込んで
みる。途中から踏み跡はなくなったが、コンパスで方向を定
め上に走っている林道に上がる。林道から再び踏み跡が
あったので、進んでみるがこれも、途中でヤブの中へと消滅
していた。手分けして、ルートを探してみるが見つからないの
で断念して、林道に戻る。林道を辿り、江代山の直下まで進
み、踏み跡を探しながら江代山を目指す。この辺りも明確な
ルートを見つけることができなかった。ヤブを漕ぎ稜線に登
り上がると稜線には立派な道があるではないか・・・・・!
丸木の階段の急登を登ると人工の構築物が建つ、
あまり魅力のない「江代山」の山頂だ。ずっと南の方に、
道は続いている。小休憩を取り、「馬口岳」へと向かう。
広々とした気持ちのいい道が続いている。
先ほどの鞍部まで戻り、緩やかに登り返すと「P1558」に
出る。ここから道はやや左折し、急な坂を下ることとなる。
この下りを帰路は登り返す事になるかと思うと少々気が重い。
道の周りは、自然豊かな森で、ブナやヒメシャラなどの
大木が続いている。この辺りの森は、九州大学の演習林と
十条製紙の社有林となっているらしい。
急な坂を下り終わると、一旦なだらかになり再度「馬口岳」
へと登り返す事となる。最後の登りだ。ガンバロウ!
喘ぎながら登ること、15分くらいでポッカリ・・・・
といった感じで「馬口岳」山頂に飛び出す。
ランチタイムはひとまず後にして、
「馬口岳」の名所「馬口石」まで行ってみる事とする。
「馬口石まで5分」との標示がある。山頂から西北の方へ下ると
平たい岩がある。その先に「馬口石」の突端が空中に飛び出て
いる。「馬口石」の先端からの眺めは、スゴイ高度感だ。
山々が紅葉する秋は、見事な景観が見れることだろう。
「馬口岳」まで戻り、やっとランチタイムだ。
めいめい、ご馳走をお腹に収めしばらく休憩した後、
往路を戻る。今回のコースは、復路の方が登りとなるので
ちょっとキツイ。「江代岳」との鞍部辺りまで来ると左手には、
「市房山」から「二つ岩」への縦走路が、手にとるように見え
ている。ここから、登山口までも仕上げのヤブコギを織り交
ぜながらの下山となった。    
帰路、車から見た「白水滝」に寄ってみる。車道に案内が
出ていた。駐車場も整備されており、観光のスポットになって
いるようだ。二つある滝と、その上に懸かる吊橋を周回して、
30分位と案内板に書いてある。最初の滝は、二段になっていて
70〜80mの滑滝が二段になっていてなかなか素晴らしい。
おまけに滝の上、高度100m程の高さに懸かっている吊橋は、
足元はガラス張りで、高度感抜群!二つ目の滝も、橋の高さは
こちらのほうが上のようでこちらもスリル満点!ぜひ一度、
わざわざでも訪ねてみる価値はあります!
      

*久しぶりにちゃんとした登山道を歩こう・・・と言う企画の今回の山行でしたが、やはりヤブコギのおまけつきとなってしまい、
「Jimnyさんの山行は、ヤブコギ付きじゃないとつまらんもんね〜〜〜」と、皮肉を言われてしまいました。  f(^_^)ぽりぽり