Jimny徒然記 2009年11月

 このページでは、私Jimnyの周りで起こったことや、
 日々感じたこと思ったことなどを徒然に綴っていきます。
 なにか不適切な表現や、間違った記述などがありましたら、
 ぜひご指摘ください。


            *これまでの徒然記一覧

【今月の目次】
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●2009.11.29・・・・牛首岩
●2009.11.27・・・・大事な預かり物
●2009.11.25・・・・来る人、去る人
●2009.11.23・・・・雲仙へ
●2009.11.21・・・・久し振りに見た山渓と岳人
●2009.11.16・・・・ワイン
●2009.11.15・・・・野岳落石多し
●2009.11.11・・・・勘違いのコメント
●2009.11.01・・・・山登りとボルダリング



●2009.11.29・・・・雲仙牛首岩

朝の風景

牛首岩

今日は雲仙牛首岩で岩登りを楽しみました。
総勢14名の大所帯となりました。
初心者は基本的な練習を行い、経験者は経験者のルートに向かいました。

今日は、ユニークなメンバーが揃いました。
今年の国体のクライミング競技で全国7位入賞のtomoちゃんの初参加もあり、
私も個人的に楽しみにしていました。
彼女も楽しかったと言ってくれて良かったです。

また、mimimama の知り合いのyukaちゃんも初クライミングにチャレンジ。
yukaちゃんは、元ミス諫早と言う才色兼備の素敵な女の子でした。
おじさんたちはもう目尻が下がりっぱなし・・・(特にJ○m○yさん、俺だ!!)

久し振りに一緒に登ったシゲちゃんとハルちゃん、そして無口だったクロさん。

前夜の忘年会も焚き火を囲んでご馳走に囲まれて楽しい時間を過ごしました。

今回は動画を上げました。
牛首岩に取り付く3パーティーです。

http://www.youtube.com/?gl=JP&hl=ja



●2009.11.27・・・・大事な預かり物

今週末は、雲仙牛首岩で岩登りの予定です。
最終的に14名の大人数になりました。
でもリードできる人が10人はいそうなので心配はないのですが、落石などを起こさないようにお互いが十分注意しなければいけません。

参加者の中には、我が県トップの女性クライマーも含まれています。
以前から、マルチピッチをやってみたかったようで牛首岩に参加させて下さいと、ゲレンデなどで会った時に言われていたのですが、国体前とかいろいろな都合で延び延びになっていたのです。

大事な競技の前にマルチに連れて行って怪我でもさせたりしたら責任問題です。
今回やっと約束を果たせそうです。

でもお天気がイマイチのようなので、それが心配ですが・・・・・。



●2009.11.25・・・・来る人、去る人

私たちの山の会は11月で上半期が終わります。12月からは下半期です。
その区切りの時を迎えて、メンバーの入れ替わりがありました。

来る人・・・・

まだお会いしたことはないのですが、ひとりの男性がお試しで入会されます。
若かりし頃、山をされていたそうですので、少し経験をつめばすぐに山の感覚を取り戻されることだろうと思います。
迎える私たちはそんなに緊張とかはしないのですが、ご本人は内心いろいろとご心配や不安もあることだろうと思います。

いつも私がここでも書いたりしていることですが、山の楽しみ方はひとそれぞれです。
山の何に価値を求めるかもひとそれぞれです。
ひとそれぞれであり、会それぞれでもあります。
ですから、いかにして自分に合った山の会に巡り合えるか、それが大事だと思います。
自分に合わない会ならさっさと辞めて、違う会を探せばいいだけのことです。
私たちの会のHPを見て参加されるのでしょうから、きっといいお付き合いが出来るのではないかと思っています。

去る人・・・・

上半期で会を去る人もいます。
やはり、一番の理由は私たちの会に合わなかったと言う事だろうと思います。
もちろん本人も大人ですから、そんな言葉を口にすることはありませんが・・・・
仕事の都合とか一身上の都合とかいうことが退会の理由になることが多いようです。

山の登り方、山での時間の過ごし方、テントでの時間、会の人間関係、安全に対する考え方、先輩後輩の付き合い方、、、、、私が気がつかない他の理由もあることでしょう。

山登りは長い時間を仲間と過ごさなければなりません。
時には何日間も狭い空間で生活しなければなりません。

長年一緒に暮らしてきた女房とでさえ、息が詰まるのに(え?私だけですか?)他人さんとはなおさらが当たり前です。そんなに気が合う人になんか巡り合えるはずがありません。

先日届いた退会届に私は返信しました。

『入るのも自由、出て行くのも自由、そしてまた帰ってくるのも自由だよ』って。



●2009.11.23・・・・雲仙へ

霧氷を期待して雲仙へ行ってみましたが、まったく付いていませんでした・・・・

mimimamaさんは腰が痛いとかで今日の雲仙はパス。
ひとりでノンビリ歩いてきました。

池之原に車を置いて、仁田峠へ。 駐車場は満車状態で、順番待ちの列ができていました。後で聞いたところによると、ゴルフ場近くまで渋滞が出来たそうです。これも仁田峠循環道が無料になったおかげでしょう。

仁田峠からはアザミ谷ヘ向かいます。いつもとは逆周りにしてみました。
今日は空気が澄んでいたのでしょう、遠く阿蘇、祖母山、霧島まで見えていたとの事。
登山者も多く、普賢岳山頂は子供づれの数十人グループで座るところもない状態でした。

お昼ごはんは先で食べることにして、紅葉茶屋へ戻りました。
ここから国見別れまではきつい登り返しです。正面には国見岳が綺麗な山容でそびえています。

国見別れでチョコレートを口に入れ、お腹をごまかして先へ進みました。
妙見神社にご挨拶をして、そのまま仁田峠へ。

そして結局池之原まで降りて、一度も立ち寄ったことのなかった「こども広場」で遅いお昼ご飯にしました。 可愛い動物たちに囲まれて・・・・・・。

仁田峠は満車状態

普賢岳の下には雪が固まって氷が・・・

紅葉茶屋から国見別れへの道

妙見神社に到着

*以下は池之原のこども広場の動物たちです。


●2009.11.21・・・・久し振りに見た山渓と岳人

昨日久し振りに街へ出た。
時間があったので浜の町をぶらぶらと歩いた。
ココウォークなどができたせいか、繁華街は以前よりもさびしい感じがした。

それはさておき、これも久し振りの事だが、山の雑誌を買った。
立ち寄った書店には、「山と渓谷」と「岳人」が並んで置かれていた。
最近まで(と言っても2年ほど前だが)定期購読していた岳人を手にとって見た。
パラパラと見出しと主な記事に目を通した。
今月号は山スキーがメインテーマのようだ。
私は山スキーはしないので、ちょっとガッカリ・・・・
それにしても岳人は以前の山渓に似ている、と思った。
以前抱いていた硬派のイメージではなく、ずいぶん柔らかい感じだし、悪く言えばミーハーな印象に感じた。

一方の山渓はと言えば、こちらは以前とすると逆だ。
以前の旅行雑誌か?ファッション雑誌か?と見間違いそうだった印象は薄れ、ずいぶん真面目な山の本になっているような感じがした。
ま、それでも冬山入門に八ヶ岳あたりを載せるところは以前と変わらない危ない登山者を作りかねない危険を感じたりもした。もちろんガイド同行ではあるが・・。

ふたつの本を久し振りに見て感じたことは、「岳人」は「山渓」を意識して「山渓」寄りの内容になっていると言うこと、反対に「山渓」は「岳人」寄りになっていると言う事。

昔はどちらの本にもポリシーがあって、それぞれのスタイルがあったと私は思っていたが、これならふたつの本を世に出す意味があるのか?
どうせなら合併してしまって、もっと山の楽しみ方を広く紹介するようにはできないのか?出版する方も、購読する方も、そのほうが資源の節約と有効利用に繋がると思うのだが・・・・。



●2009.11.16・・・・ワイン

福岡に住む息子からmimimamaにワインが届きました。
こづかい稼ぎにしているアフィリエイトで溜まったポイントで時々贈ってくれます。
学生時代にパスタ屋さんでバイトをしていたこともあり、ワインの知識は少しあるようです。
mimimamaさんもワイン大好き人間ですから、いつも大喜びです。

私にはいつもビールだったのですが、最近は私が飲みつけてる発泡酒とか第三のビールでいい、と言ったのでそれに変わりました。本音は同じ金額ならたくさんあったほうがいいからです・・・・。ハイ、のん兵衛です。

昨日は、mimimamaさんは、ワインを開けることはなく、しばらく眺めていました。
で、開ける前に記念撮影となったわけです。

オワリ。


●2009.11.15・・・・野岳落石多し

昨日は山人で野岳クライミングでした。
私は仕事で参加できませんでしたが、みーすけ、mimimama、ノッシーで楽しんだそうです。
以前もはまちゃんから聞いたことがあるのですが、最近野岳は落石が多いようです。

昨日もアンダーツウアンダーの上部あたりから落石があり、魔の終着駅下部にいたみーすけとmimimamaはとっさに岩に身を寄せて事なきを得たとの事です。
聞いたところによると落石は同じ場所と言うわけではなく、正面壁などでも発生しているようです。クライミング中はもちろんですが、ビレイ中や休憩中など、常に頭上を注意して落石の危険が少ないところにいるようにしたいものです。

ヘルメットの常時着用も検討する必要があるかも知れません。

以上、野岳落石注意報のお知らせでした。


●2009.11.11・・・・勘違いのコメント

先日私があるサイトにクライミングの動画をアップしたのですが、それを見たある方から以下のようなコメントを頂きました。

『いや〜!悪い事を思い出させていただきました(笑)
もう私はメタボで登攀は忘れてました〜〜
私がやっていましたころは、屏風もフリーで登るクライマーがチラほろ、東陵をフェース登攀で、あぶみを架け替え中、ダイレクトカンテをスイスイ!のクライマーがそれも単独でした、凄い人がいたものだと、でも貴方の5・11のクライムは素晴らしいです拍手!また見せてくださいね華麗なクライムを楽 しみにしています。』

拍手をいただいて素直に嬉しかったのですが、少し気になることもありましたので書いてみることにしました。

この人は昔山をやっていたのだろうと思います。
今の山とかクライミングの事を理解されていないのでしょうから仕方ないことですが、少し感覚がずれていますよね。

でも、今もこんな感覚の登山者はいますよね。
危ない登山をやって、それを自慢げに話す人とか、私もそんな人に会った事があります。
安全に登る方法があるのに、わざわざ危険な登り方をする必要がどこにあるのでしょうか?
万一事故でも起こせば、本人が痛い思いをしたり、死んでしまうだけではなくて、大勢の周りの人たちに迷惑と苦労と悲しい思いをさせてしまします。

それに、山登りやクライミングに対する社会の目も変わってしまいます。何の世界でも一部の人のせいで、その世界そのものが誤解されてしまうことはよくあることです。

登る技術と登るための道具、安全を確保するための技術とその道具、どちらも日進月歩です。昨日までのやり方が今日も通用するかどうかわからないほどです。たまに別の山岳会の方たちと岩や沢に一緒に行く機会がありますが、やり方や考え方の違いに驚くことがあります。いい意味でも、悪い意味でも・・・・。

以前も書きましたが、『困難には立ち向かうが危険は犯さない』、この言葉を忘れないようにしたいと思います。

●2009.11.01・・・・山登りとボルダリング

山に登る過程で、岩場を登ったりする場面が出てきたりします。
そんな時、フリークライミングの経験があると、より安全に、よりスムーズにその難所を通過することができます。昔から山岳会では岩登りの訓練を取り入れていました。その訓練は岩を登ることそのものの訓練ではなく、山に登るための訓練でした。

昔私が所属していた山岳会でも、夏山山行で、穂高岳や槍ヶ岳、剣岳などへ遠征するメンバーには、岩登りの訓練が義務づけられていました。昨今では岩の訓練などはしないで、いきなりそんな難度の高い、危険な箇所がある山へもどんどん登山者が入るご時勢となっています。最近の中高年登山者の遭難事故が多いのも、ひとつはそんなところに起因することもあるのかも知れません。

それは置いといて、最近の私はバリエーション登山の方が多いようになって来ました。そんなにたいそうな山へ行くわけではありませんし、ほとんどが九州内の山や谷ですので積雪期の登山はあまりありません。

それでもクライミングの訓練は欠かせません。
岩場を安全確実に登る技術とその安全を確保する技術の訓練です。
訓練をしていても事故の確率はゼロにはなりませんし、訓練そのもので事故を起こす可能性もないとは言えません。

最近は、登る訓練の場所としての人口の壁(クライミングウォール)があるので、ちょっとした時間でも登ることが出来るので、大変ありがたい存在です。
そのクライミングから発生したボルダリングを楽しむ人が最近は増えています。理由はロープやハーネスなどの用具をあまり必要としないので手軽に始められると言うこと。そして、ロープを使わないのでビレイヤー(安全を確保する人)も必要ないので一人でも楽しめると言うこと。3〜5m程度の短いルートを登るので、ムーブ(登る動き)そのものを楽しめること・・・・。いろいろな要素があるようです。
また上級者には、より難度の高いルートを登るためには、難度の高いムーブをこなす必要があり、ボルダリングの練習は欠かせないようです。

ただ山に登る訓練としてどうなのかと言われれば、「・・・・?」と言わざるを得ません。
ルート(壁)クライミングで数をこなせば、山登りには確実にその成果は出るだろうと思います。ルートクライミングは基本的には3点支持で登りますが、ボルダリングは3点支持なんかでは登れたものではありません。ボルダリングは高みを目指すと言うより、ムーブを楽しむスポーツですから・・・。ルートクライミングは高みを目指すと言う要素も充分入っていると思います。その高みを目指す行為は山登りそのものでもあります。

あるネットの友人から、ボルダリングは登山に役に立つのか? また、危険ではないのか?と言った疑問が私のところにあったので、この場で私なりの考えを書いてみました。

ボルダリング、フリークライミングにお詳しい先輩方のご意見ご指摘をいただければ幸いです。掲示板、メール等でよろしくお願いします。

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