Jimny徒然記 2007年5月

 このページでは、私Jimnyの周りで起こったことや、
 日々感じたこと思ったことなどを徒然に綴っていきます。
 なにか不適切な表現や、間違った記述などがありましたら、
 ぜひご指摘ください。


            *これ以前の徒然記

【今月の目次】

●2007.05.28・・・・工夫次第で楽しみは拡がる
●2007.05.22・・・・テーマ
●2007.05.13・・・・田平昆虫館
●2007.05.10・・・・オンサイト


●2007.05.27・・・・工夫次第で楽しみは拡がる

5/27・「山人」の山行で雲仙牛首岩を登りました。
この岩場は何度も通っているので、既成のルートには未踏のものはありません。
今日は、比叡山に向けての訓練のクニさんはアトムにお任せして、
私とmimimamaは、別のテーマで登ることにしました。
ひとつは、ダブルロープクライミングの流れの確認です。
あとひとつは、私個人的に、なるべく既存のプロテクションを使わずに
自分でプロテクションをセットしながら登るということです。

沢登りでは当たり前にやっていることですが、
阿蘇などを除き、岩場ではまだそんなクライミングはやったことがありませんでした。
結果、なかなか楽しくて通いなれた岩場はとても新鮮でした。

最初にノーマルルート3ピッチを登りました。
1ピッチ目は、mimimamaが残置を使ってリードしました。
テラスの土がずいぶん落ちています。
次の一番長い2ピッチ目を私が残置を使わずに登りました。
最初は立ち木にシュリンゲで取りました。
その後はハーケンを3枚、フレンズとナッツをそれぞれ2つづつ使用しました。
最後の3ピッチ目はmimimamaがハーケンとナッツを使って残置を使わずにリードしました。

沢登りで滝や岩を登る時は、取り付く前に当たり前のようにどこで中間支点を取れるかを
確認してから登り出しますが、整備された岩場ではほとんどの場合ボルトのラインを探すだけです。

今日はプロテクションを使えるリスやクラックを探しながら登ったので
いつもと違った見方で岩を登ることができてとても新鮮でした。

2本目には松の木ハングを登りましたが、ここは出だしが厳しいので
私の力量では残置無視と言う訳には行きませんでした。
出だしの核心のフェースをを越えてからは、
残置ボルトのラインを外れて、自分なりのライン取りで登ってみました。

ハーケンとナッツを使って既存のルートのかなり下から左にトラバースして、
最後の直上フェースも既存ルートの左を登り、最後は終了点直下のハングをのっ越しました。

自分だけのラインで登れるこんなクライミングは楽しいですね。
牛首岩を登る楽しみ方が増えました。
今日は、なんだかとても得した気分です、、、、、、



●2007.05.22・・・・テーマ
5/20・「山人」の山行で多良の沢に入りました。
遡行するだけなら、1時間もあれば充分の短い沢です。
でも研修などのテーマを持って入れば、これほど向いている沢も他にないかも知れません。

上の画像は、前方に最初の滝が視界に入ってくるポイントです。
この日、トップを行ってもらった「クニさん」は滝を見ています。
彼が滝を見ながら何を考えていたのかはわかりません。
ただこの画像の彼の視線や体の感じから推測するに、
漫然と「あ〜っ、滝だ〜〜」と眺めているようには見えません。
「この滝は登れるかな〜? 登れなければ高巻きはどうなるかな〜?」
彼はきっとそう考えながらこの滝を見ていたものと私には思えます。期待も含めて、、、

この日は、1時間の沢を倍の2時間以上をかけて登りました。
余分に使った1時間余りこそが、この日の山行のテーマでした。

*「山人」HPのレポートはこちらです。



●2007.05.13・・・・田平昆虫館
初めて平戸の山に登りました。
低い山でしたので下山してからの時間が余りました。
もう一座登ることもできたのすが、それよりもせっかく遠くまで出てきたのだから
あっちこっちウロウロしてみよう、と言う事になりました。

生月の海岸をドライブして、田平にある昆虫館に寄ってみました。
以前アウトドアの雑誌で見たことがあり、一度来てみたかった所でした。
普通昆虫館と聞けば、ガラスケースの中なんぞに珍しい昆虫を展示してあるのかな、
と思いますよね。
でもここは違うんです。
普通の雑木林とか里山の環境を、なるべく人の手を加えない状態でそのままにしていて、
そこに自然にやってくる虫たちを、自分たちで見つけながら観察すると言うものなんです。
もちろん、虫や自然に詳しい係りの先生が同行してくれていろいろ教えてくれます。

私たち中高年の3人が入館すると、ちょうど若いお母さん2人と幼児4人のグループが
館長先生と出発したばかりで、私たちもその仲間に入れてもらいました。
なんだか3世代の親戚が歩いているような感じでした。
館長さんはとてもお話上手で、子供たちにも私たちおとなにも興味を抱かせる話し振りでした。

雑木林のゾーンや畑のゾ−ン、湿地、小川、
よくよく見ると、それぞれの場所に小さな命がたくさん隠れていました。
生まれたばかりのカマキリの子供や、クモの子供たちの可愛かったこと。

そして虫を怖がる子供たちの手のひらに、小さな虫を乗せてあげる館長さん。
自分の手の動き一つで死んでしまうかも知れない小さな命に、
子供たちはきっと何かを感じた事でしょう。

こんな体験をした子供たちは、人の痛みのわかるやさしい大人になってくれると思います。

そしてもうひとつ思ったこと、、
今日という休日を、遊園地でもなくゲームセンターでもなく、
この昆虫館で過ごす時間を子供たちに作った若いお母さん二人、
あなたたちは素晴らしいです。

それは館の中での子供たちの様子を見ていてよくわかりました。
子供らしく自由に伸び伸びと動き回っているのに、
お母さんの一言できちんと言うことを聞き分けていました。

あなたたちのようなお母さんがいる限り、日本も大丈夫だと思いますよ!



●2007.05.10・・・・オンサイト
昨日5/9は仕事が休みだったので、アリ−ナで一日遊びました。
夕方になると、いつものメンバーが集まってきました。

実家に帰っていた間に私が設定した新しいルートに
mimimamaがチャレンジです。
5.11bのグレードを付けています。

先日の日曜日もこのルートにたくさんのクライマーが
チャレンジしましたが、オンサイトできたのは
5.12後半を登る力のあるJ君だけでした。
一撃できなかった人たちが見守る中をmimimamaが登ります。
核心のハング越えで少し手間取ったものの、パワ−と気合で登りました。スンゴイです!

私も負けずと、できたばかりルートに取り付きました。
長崎の天才クライマーとだれしもが認めるOH!君の設定ルートです。
ちなみに動画で私の隣を登っているのが、設定者の天才OH!君です。

私も無事にオンサイト成功しました。
mimimamaは、人工壁でのオンサイト最高グレードとなりました。

めでたし、めでたし、、、、、

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