Jimny徒然記 2006年10月

 このページでは、私Jimnyの周りで起こったことや、
 日々感じたこと思ったことなどを徒然に綴っていきます。
 なにか不適切な表現や、間違った記述などがありましたら、
 ぜひご指摘ください。


            *これ以前の徒然記

【今月の目次】

2006.10.31・・・・野岳・パワフル魂
2006.10.30・・・・やっと登れた「牛首岩」
2006.10.26・・・・心地良い山登り
2006.10.18・・・・それぞれのテーマ
2006.10.08・・・・野岳
2006.10.04・・・・里歩き・碑の岳
2006.10.01・・・・初めての鉾岳、大事に作りたいレポート

2006.10.31・・・・野岳・パワフル魂
先日、アリーナで長崎のトップクライマーのK君と一緒になりました。
その時に「パワフル魂」を触ってみたいと言う話をしていたら、
「じゃあ、僕がヌンチャクは掛けてあげますよ」と言ってくれました。

そんなわけで、今日は野岳に行きました。
で、、、、「パワフル魂」とか言うルートを触ってみましたが、、、、、、
ママさんともども、出だしが出来ませんでした。

最後に「ホテル11」を何年振りかに登って見ましたが、
大レストするホテルの天井とも言えるルーフの上のガバを持ったとたん、
そのバガの岩がはがれて私の頭の上に落ちてきました。
幸い私もビレイヤーのmimimamaさんにも怪我はありませんでしたが
登る分には少し難しくなったかも知れません。

で、付き合ってくれたK君はと言うと、、、、
私達が出だしも出来なかった「パワフル」の更に上まで抜ける
「フォーティーナイナーズ」を10回登っていました。
なんでも持久力トレーニングだそうです。
私達レベルにはわけわからんです、、、、、


2006.10..30・・・・やっと登れた「牛首岩」
牛首岩に通い出してもう何年経つのか、、、、
いつもA0でしか登れなかったところがこの岩場に一箇所ありました。
そこをこの日はフリーで登る事ができました。
「松の木ハング」2ピッチ目の出だし、、、、
ホールドもスタンスも乏しく、いつも一箇所ボルトに足を乗せてしか登れなかったのが
この時はなんにもないところに立ち込める感じがしたのです。

この日の靴は、以前買ったものの小さくてあまり使っていなかった
アナサジのレースアップ。
それに最近の晴れ続きで岩のコンディションも最高でした。
そんな条件が重なってのこの日のRPになったようです。

もちろん腕も上がってるんですよ〜〜!


2006.10.26・・・・心地良い山登り


先日の根子岳では、心地良い時間を過ごす事ができました。
紅葉と岩の配置は大げさな美しさではなく、かといって地味ではなく、心地良いものでした。
縦走する岩の尾根から見おろしたヤマタガウドの谷筋は、
黄色く色づいた葉が宙に浮かんでいる様に見えました。
 今回の縦走は、
 私自身はフォローでの参加でしたので、
 それも心地良さの一因だったのかも知れません。

 初めてこの縦走路を通した時の事は、
 心地よいとか言う感想は記憶にはありません。
 その時は必死だったのだろうと思います。

 何度かこの縦走路を歩いて、
 クライミングの腕も当時よりは少しは上げて、
 そんな中での今回の縦走は
 心地良かったのだと思います。

 根子岳縦走が初めてのメンバーは、
 ずーっとトップを務めたにも関わらず
 楽しかった!と言っていました。
 やはり事前に訓練を重ねてきたことが
 大きかったのだろうと思います。

 厳しいルートを心地良く通せることは
 その裏付けが大切なんだろうと思います。
 
でも、気の合う仲間達がいたことが心地良さの一番の要因だったことは言うまでもありません。

下山路には、大きな桜の木が立っていました。
何度かこの道を歩いているはずなのに記憶にはありませんでした。

この桜の木が付けた花びらが舞う頃は、
きっとこの登山道は雪道のように白く染まることでしょう。
そんな心地良い場所で、のんびりお昼ご飯でも食べる機会を作りたいなあ、、、、



2006.10..18・・・・それぞれのテーマ
今、先日の牛首岩岩登りの反省会の録音を聞きながら徒然記を書いています。
メンバーそれぞれに発言している事は違います。
「楽しかった!」と言う人もいれば、考え込んでいるような人もいたように思います。
「とにかくもう少し登れるようになりたい」とか、
「ロープワークをスムーズにできるように」とか、
「リードの際のクリップのタイミング」とか、「逆クリップうんぬん」とか、
いろんな意見が出ていました。

最後に偉そうに私がまとめさせてもらいました。
「同じ山の会のメンバーとして、またクライミングパートナーとして、
 お互いの相棒の動きや呼吸が分かり合えるような関係を作っていきたい。
 何も言葉がなくても、あいつは今どんな動きをしている、そろそろコールが掛かるぞ」とか

そんなことが言葉がなくても通じ合える関係を作り上げることができるのは、
山の会の大きな魅力ではないかと思います。
古い言葉ですが、同じ釜の飯を食った仲間。
それは、同じ価値観や感性で山や岩に向かう仲間がいる喜びとも言えると思います。

技術的なことはそれぞれのレベルによって違いますが、
感動する心や心地良いと思う時間・空間は山や岩のレベルに関係ないものです。
共有できる感性を持ち合って、自分自身の次なるテーマに向かいたいものです。


2006.10..08・・・・野岳
今日は、野岳にクライミングに行きました。
メンバーは、アトム、mimimama、Jimnyの3人。
朝9時30分頃に到着してみると、誰もいない、、、、、
この連休でみなさん遠出が多いようです。
後から、鹿島市の若者がやってきました。

まずはアップのつもりで「ミスター礫」などを登りました。
この後いつもなら「アンダーツウアンダー」か「魔の終着駅」を登るところですが、
今日は久しぶりに奥の方に出かけて「ハートブレイク」を登りました。

その後、アトムちゃんの提案で「ロストエンペラー」と「ロマン」を登りました。
mimimamaさんは「ロストエンペラー」をオンサイト成功!
私は初見の「ロマン」を1テン、、、、トホホ、

その後、正面壁に戻ってお昼としました。
やっぱり誰も来ません。
日曜日の野岳で貸切状態なんて初めてのことでした。
いまいちモチベーションが上がらない3人でしたが、
課題の「ヘールホップ彗星」に取り付くことに、

だれも終了点まで登れなければ、途中にヌンチャクを残置することになります。
それに、誰が最初に登ってヌンチャクを掛けるかも喧喧諤々。
結局、リーチがあるからとの理不尽な理由で、
私がマスターで登らされることになってしまいました。
逆らうと後でえらい目に会うのです、ここは我慢我慢。

やっぱり核心部のヌンチャクを掛けることが出来ずにmimimamaにタッチ。
mimimamaも1本ヌンチャクを伸ばしただけで、力尽きました。
アクシデントでしばらくブランクがあったアトムちゃんも、今日は精彩を欠いていました。
鹿島の若者もチャレンジするものの、途中リタイアです。

あ〜あ、残置かあ〜〜。
そこに現れたのが、スーパーJimnyでした。なんちゃって!
もう一度チャレンジしてみることに、、、、

やはり核心のハング越えがならずテンション、
なんとか回収をしたい思いで、レストしてもう一度核心部に向かいます。
ここから先は、レストした後でも登れたことは1,2度あるだけです。

慎重に手の位置足の位置を決めて、思い切り体を張り付けて、
連続するカチホールドを1,2,3と取りに行きます。
そして、4のガバが、、、取れました。

後は慎重にホールドを見ていけばそんなに難しくはありません。
無事終了点にたどり着き、ヌンチャクを回収することができました。
よかった、よかった。

今度はレッドポイントを喜びたいものです。


2006.10..04・・・・里歩き・碑の岳

勤めている店が改装のため今日まで仕事は休み、、、、
予定のない休日は、朝からネットを見て、どこかに出かけようかな、、、と
思いながら、ついつい冷蔵庫のビールに手が伸びる。
ビールに手を出すと車に乗れない。
車に乗れないから、どこにも行かずに一日がだらだらと終わってしまう。

さて、みなさんならどう解決しますか?
「ビールを飲まなきゃいいじゃん。」とおっしゃるあなたは、私の悩みがわかっちゃいない、、、
ビールは飲まなきゃならないのです。

そこで私は考えました。
歩いてどこかに出かけて、そこでおいしくビールを飲んで、
そしてまた歩いて帰ってくればいいじゃん!

どうです、名案でしょう、、、、アホカ!
我が家は長崎市の北に位置する団地の中にあります。
そこから歩いて行けるところは、いくつか考えられます。
今日は特徴的な3つの岩からなる「碑の岳」というところまで歩くことにしました。
近くまで車で行って登ったことは何度もあるところです。
車を横付けすれば岩のテッペンまで2,3分というお手軽さ。

さて、自宅から歩けばどれくらいで着くのだろう?
平日の団地の中を、てくてくといい年の男がリュックを担いで歩くのは
なんだか照れくさいものです。
ついつい小走りみたいになって団地を出ました。

幹線道路を渡って、新しい団地の中を抜けて歩きます。
若いお母さんがふたり、小さな子供を連れて散歩しています。
変なおじさんにびっくりしてはいけないので、遠巻きにすれ違いました。

団地を抜けると、古い農家が何軒か建つ部落を通ります。
そしてみかん畑の中の上り坂を過ぎると、岩の下に出ます。
自宅からここまで1時間30分、まだ背中のビールは冷たいはずだ、、それが一番心配、、
鳥居のあるところからフィックスロープにすがって2,3分も登ればそこが岩のピーク。
さてさて、展望を楽しんだら今日のお楽しみタイムです。

まずは、リュックの中からマットを取り出してその上に座ります。
やおら、ガスとコッヘルを出して、お湯を沸かします。
今日のお昼はカップのチャンポンなのです。

準備ができたところで、保冷袋に入れてきたビールの登場です。
ビールと一緒に入れてきた冷凍の枝豆をシェラカップの水につけてさっと解凍します。
枝豆の空を入れるビニール袋を用意して、いよいよプシュッ!
ああ〜〜、しあわせ〜〜
チャンポンも食べて、しばらくうとうととしてしまいました。
今日は日差しが強くて、すぐに目が覚めました。

片付けを済ませて、さあ帰りましょう、、、、

私は少しの酒で顔が赤くなるので、昼間から赤い顔をして自宅の団地の中を歩くのは
ちと恥ずかしいので、普段はあまりかけないサングラスをして、
こそこそと自宅の玄関に入り込んだのでした。


2006.10..01・・・・初めての鉾岳、大事に作りたいレポート

mimimamaさんと、宮崎の岩場「鉾岳」に行ってきました。
登ったルートは、大長征ルートという9ピッチのルートです。
鉾岳は、長年行きたかった岩場ですのでとても感激しました。

ちょうど登り始める時に、見上げる岩に朝日が差してきて、
初めて見る鉾岳は神々しくさえ見えました。
ずーっと来たかったこの岩場のひとつひとつのホールド、スタンスを、
味わいながら楽しみながら、そしてビビりながら、空を目指してひたすら登りました。

ここを登った友人のHPに「岩を旅する、、、」という表現がありましたが、
正にその通り、怖くて素敵な岩の旅でした。

岩の旅が始まるまでは、口喧嘩が耐えなかった私達でしたが、
旅の途中は、コール以外は無言、、、、
そして、岩の旅が終わって長崎までの車中はとても仲良しになっていたことに気付きました。

今パソコンの前で、今度のレポートは大事に作りたいと、久しぶりに思っています。

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