【Jimny徒然記】 2005年11月

 このページでは、私Jimnyの周りで起こったことや、
    日々感じたこと思ったことなどを徒然に綴っていきます。
    なにか不適切な表現や、間違った記述などがありましたら、ぜひご指摘ください。



【目次】

2005.11.27・・・・今日のアリーナ・集中力の維持
2005.11.23・・・・変わりゆくロープの常識
2005.11.19・・・・山の会で大事にしたいもの
2005.11.17・・・・山の友達・ネットの友達
2005.11.10・・・・来訪者
2005.11.10・・・・高桑信一的・沢の楽しみ
2005.11.07・・・・野岳でクライミング


2005.11.27・・・・今日のアリーナ・集中力の維持

今日は、「山人」で多良山系の左俣ルンゼを登る予定でしたが、朝の雷雨のため中止としました。
昼前には天気も回復してきたので、mimimamaさんとアリーナに行きました。
アトムちゃんとみーすけさんも来ていました。

今日は私の話です・・・・・

アップに5.10aの右の紫ルートを登りました。
続けて5.10ab(?)の真ん中の緑テープルートを登りました。
そしてしばらく休憩・・・・・

3本目に、最近まともに登れていない左の黄色ルート(5.11b)を登りました。
今日は自分なりに思い通りのクライミングができて気分良くロワーダウンしました。
この黄色ルートは核心は上部の3手くらいだけで、それまではそれほど苦労せずに登れます。
最後の3手くらいだけ集中していけば、なんとかなるように思います。

それに比べて私が落とせずにいる緑ルート(5.11d)は、最初から最後まで気が抜けません。
1手たりとも集中を忘れたら落とせないルートです。
私が苦手な集中です。
でもそれができなければ落とせないのです。

動画は1テン後、気を取り直して登り直すJimnyです。
今日は、あと一歩のところでテンションがかかってしまい、ザンネン!!! と言ったところです。*動画



2005.11.23・・・・変わりゆくロープの常識

「変わりゆくロープの常識」というタイトルで今月号の岳人にこんなことが載っていました。

・・・・・・・・

ナイロン繊維の進化や製造技術の向上などによりロープに対する常識も変化している。
径については、シングルロープとして使用できる8.9mmというものが出現した。
以前のダブルロープよりも細いのに、UIAAのテストをパスしているそうだ。
こうしたロープの小径化に伴いビレイ器具もそれらに対応したものが続々と現れている。
また面白い実験として、ロープを踏みつけても強度はほとんど低下しないという結果が発表された。
ロープは絶対に踏むなと言われてきた世代としては納得できない気もするが、
懸垂下降で器具をロープをロープにセットするときなど、手繰ったロープを踏んだ方がセットしやすく、
下降器具を落とす危険が減り、むしろ好都合だと言える。
ロープに砂や泥が付着すると傷みが早いため、必要ないのに踏むことはないのだが・・・・
・・・・・・・

要約するとこんな内容でした。

8.9mmのシングルロープなんかは、沢登りなどには軽くてよさそうですね。
フリーのゲレンデなどで使う場合は、重さは気にならないので
練習用としては耐久性などの問題もあるので10.5mmや11mmでもいいと思います。
自分なりの課題のルートにトライする時はもう少し細めの方が軽くていいのでしょうが・・・

またロープを踏むなという常識も、以前からケースバイケースですよね。
立つのがやっとのスペースしかなければロープを踏むこともありますし、
私は以前から懸垂下降のセットの時は、岩に膝などでロープを固定したりすることもありました。
私たちがよく行く雲仙の牛首岩というところは、50mロープを2本結束して一気に懸垂下降します。
ロープを下降器具にセットするときはロープ2本分の重さで結構苦労させられます。
そんな時は、アンカーが打ってある岩と膝でロープを固定させてセットしたりします。

足で踏みつけてもロープの強度に影響はないということであれば、少し気が楽になります。
でも、命を預けるロープです。
理論的には足で踏んでもかまわなくても、ある意味私たちのパートナーともいえるロープです。
やっぱり大事に思う気持ちがあれば足で踏んだりはできないですよね。

*岳人には、リーダーの役割とか、ヤブコギ登山の事など出ています。近々その事も書いてみます。



2005.11.19・・・・山の会で大事にしたいもの

山の会「山人」の例会をしました。
2ヶ月ほど先までの山行計画と、会の運営などのことを話し合いました。
そして、なかなか増えない会員をどうしたら増やせるか、また、増やした方が良いのか、
そんな話も出ました。

その中で、会員として新しく迎える人はどんな人が良いのか、そんな話になりました。
少しは山の経験があった方が良いよね・・・・とか、
ある程度体力がないと困るよね・・・とか、
そんな意見も出ました。

でも、一緒に登れば経験は付いてきます。
山に登れば体力も付いてきます。

山登りは、気の合う仲間と1日、いや数日間を一緒に同じ時間を共有するものだから
一番大切なのは、相性と言うか、人柄だと思うのです。
一緒にいて楽しくない人とすごい山やすごいルートを登るより、なんとも知れない平凡な山やルートでも
一緒にいて楽しい気の合う仲間と登れれば、そっちの方がきっと数倍楽しくて幸せだと思うのです。

山登りは、時間と空間を仲間と共有する趣味だから、
どの山に登るか?よりも、誰と登るか?の方が、山に登った喜びを左右するものだと私は思います。
もちろんいろんな山登りのスタイルや考え方があるでしょうから、あくまでもJimnyの場合です。

私や「山人」の仲間は、登山口でのテントの中の時間などが一番大事にしたい時間なのかもしれません。



2005.11.17・・・・山の友達・ネットの友達
先日、祖母山の九合目小屋にネットを通じて知り合った山好き仲間が集まりました。
ネットでの交流はそこそこあったりするのですが、めったに顔を会わせる機会はありません。
私個人的には、ネット上でお名前は知っていてもお会いするのは初めて、
という方もたくさんいらっしゃいました。

私がネットで知り合った山を趣味とする人と初めて実際に顔を合わせたのは、
もう7、8年前になるでしょうか・・・・
新百姓山と五葉岳の交差縦走の際に、見立の公民館で落ち合ったのが最初だと覚えています。
その時のメンバー3人が、この日の祖母山にも来られていました。
めったに顔を合わせることはないですが、きっと山とネットを介しての付き合いは
これからも続いていくものと思います。

そして以前も祖母山の小屋で会い、mimimamaさんに吼えられた○○ちゃんも来ていました。
今回は穏やかなmimimamaさんを見て、別人だと思ったんじゃないでしょうか・・・・?

山には孤独を求めて登る人もいると聞きます。
でも孤独を求める人は寂しがり屋だとも言います。
山には一人で登っても、山の喜びを理解し合える友はほしい。

きっとそんな登山者がこの日の祖母山の小屋にはたくさん集ったのだと思います。



2005.11.10・・・・来訪者

今日は、仕事が休みだったので自宅でパソコンを触って遊んでいました。
玄関にだれか来訪者がありました。

「コンニチハ・・・」
何かのセールスかな・・・と思って玄関に出てみると、中高年の男性が立っていました。

「あの〜」と、彼はセールスにしては要領の得ない話し振りで
「私は同じ長与町に住んでいるものです」
「ハイハイ」と私は警戒を解かずに返事をしました。

「山○さんは、山登りをされているんですよね」
「ええ、まあ〜〜」*なんか変だなあ・・・・?なんの用事なんだろう・・・・?

「あの〜、私はパソコンはしていないんですが、あるところでこちらのHPを見て
 こちらの山の会に一度ご一緒させていただきたいと思っているのですが・・・」

*なんだあ、そんなことか・・・・・
「でもよく私の家がわかりましたね?」

「こちらの会で行った先日の田代原キャンプ場に行ってみたのですが、
 みなさんすでに岩場の方に出かけられた後で、お会いできませんでした。
 キャンプ場の管理人さんに事情を話して住所を教えてもらいました」

*なるほどね〜・・・・

「そんなことなら歓迎しますよ。今度連絡しますからぜひ出てきてください」
「ありがとうございます。よろしくお願いします」と、彼は帰っていきました。

今までメールなどでいろんな問い合わせなどは来ましたが、
自宅に直接来ていただいたのは初めてでした。
これまで何度か私の家に来られたようでしたが留守で会えなかったそうです。
今日も留守だったときのことを考えて、手紙を用意してこられていました。
お名前と電話番号と挨拶の言葉が書かれてありました。
私の電話番号もご存知のようでしたが、電話では失礼とでも思われたのでしょうか・・・

それだけのエネルギーを使ってでも会いに来てくれた彼は、
きっと山への熱い思いがあるのだと思います。

こんな出会いがあるから、ネットは楽しいし、山は素晴らしいと思った午後でした。



2005.11.10・・・・高桑信一的・沢の楽しみ
日本遡行界のパイオニアのひとりと紹介されている
高桑信一さんが、インタビューに答えて
こんなことを言っておられました。

いい沢ヤになるための大切な資質とは?
「臨機応変、自在に動きながら、これはと思ったときは
 大胆な行動を取る。そして臆病さ。あとは料理のセンス。」

「私は、日帰りの沢でもあえて泊まったりします。」

「それと、滝もゴルジュもない沢を『イモ沢』といわない感性。
 何もない川が好きっていう人のほうが、もしかしたら
 滝を攀って頂上を目指すことを第一義に考える人より、
 谷に対して純粋という気がする」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
他にもたくさんの心に響く言葉が並んでいました。
読んでない方のために、またの機会にでもご紹介したいと思います。

そんな高桑さんの言葉を聞いて、今年のくじゅうの小田川がまさにそうだったなあ〜〜と
思い返しています。

滝もゴルジュもなくて、ロープを使う場面なんて全然ないけど、私はこの沢をもう何度も訪れています。
そして今年はこの沢を、以前から思っていた沢中泊で楽しんできました。
こんな短い沢を「わざわざ」です。

沢登りのシーズン中には、厳しくて緊張が連続するような谷に入ることもあります。
でも私の場合、厳しさを追求するような沢登りは、ひとシ−ズンにひとつあれば十分です。
個人的には、自分の力量の限界もあってのことですが、
谷の中で過ごす時間そのものを楽しむ沢登りが好きです。

小田川は、そんな時間を過ごすにはピッタリの谷です。
決して、『イモ沢』なんかではありません。



2005.11.07・・・・野岳でクライミング
先日、野岳にクライミングに行きました。
かれこれ一年半振りの野岳でした。
近々祖母山の山頂岩場で岩登りをする予定なので
それに向けての訓練でした。

画像は、初心者エリアでトレーニングに励む
「山人」メンバーです。

動画は、久しぶりの「アンダーツウアンダー」に
冷や汗もののJimnyです。

*動画

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