【Jimny徒然記】 2003年7月

*このページでは、私Jimnyの周りで起こったことや、日々感じたこと思ったことなどを徒然に綴っていきます。
    なにか不適切な表現や、間違った記述などがありましたら、ぜひご指摘ください。



【目次】

2003.07.29・・・・最近、山はキレイですね
2003.07.25・・・・疲れた時こそ山に行こう!

2003.07.23・・・・やまびこ会で多良岳へ
2003.07.21・・・・山の楽しみ方と年齢制限
2003.07.19・・・・山の道具の収納方法
2003.07.15・・・・安全登山とスピード
2003.07.13・・・・八丁谷中俣左沢遡行〜右沢下降
2003.07.11・・・・いい沢、面白い沢、すごい沢
2003.07.09・・・・悲しい贈り物

2003.07.07・・・・パソコンの修理
 

2003.07.29・・・・最近山はきれいですね

先日、脊振山地の「石谷山」「九千部山」に行きました。
ネットの山の会「やまびこ会」で、それぞれが登る山で清掃活動をしましょう!
との呼びかけがあっていたので、わがJimny倶楽部でも精鋭(Jimny&みみずまる)のみゴミ拾い登山としました。

スーパーのビニール袋を数枚とゴミはさみを持って、いざ!!!・・・と意気込んだのですが、
意外にゴミは少なく、空き缶が数個と、飴玉の小さな袋や登山道を記すビニールテープの剥がれたもの、
木に引っかかっていたタオル(登山者が忘れたと思われる)、タバコの吸殻がちらほら、

この日、それぞれ他の山に登ったやまびこ会のメンバーも、ゴミは少なかった、と言ってました。
確かに、以前と比べるとゴミは少なくなったように思えますね。

労山系の山の会では、毎年清掃登山をやっていますが、
私も参加していた当時はそれはそれは大変なゴミの量でした。
車道から近いところでは、弁当のカラや、不法投棄のゴミ、、、
少し山に入ると、登山者のゴミももちろんですが、
一升瓶や燃料の空き缶など山の中で作業される人たちのゴミも目に付きました。

山の会の清掃登山は、近郊の山で行なわれることが多いようですが、
人数が多くて活発に活動している山の会は、やはり都会に多いと思います。
そんな山の会の近郊の山で清掃登山をいつもするとなると、なかなか清掃活動もしにくい山深い山域のゴミは
いつまでも残されたままになってしまいかねません。

祖母山あたりでは、毎年有志の方たちで清掃活動が行なわれてますが、
大崩山や脊梁山地などはどうされているのでしょうか?
その山域でもあまりゴミは見ないような気がします。
登山者の意識が向上した事もあるのでしょうが、表に出ない方たちの地道な活動がきっとあるのでしょう・・・・



2003.07.25・・・・疲れた時こそ山に行こう!

マラソンランナーは、走り続けていると、ある時点でとても心地よい状態になり、
いつまでも走り続けていたい気分になると言う。
ランニングハイと呼ばれる状態だそうだ。

山登りでも、スタート直後はきついけど、徐々にペースに乗ってくると、歩くことがとてもリズミカルになってくる。
気持ちよく、軽く足が出る感じとでも言っていいでしょうか・・・・・
そんな自分のペースで山に登りましょうね。

で・・・・・

あなたは、仕事や生活で心身ともに疲れた時、どんな休養を取りますか?
体を休めるために、1日自宅でゴロゴロしますか?

私は、疲れた時こそ山に行きます。
休みの時くらい体を休めなさいよ〜〜、とよく言われます。
でも体を休めるつもりで1日家でゴロゴロしてると、かえって体も気分も重くなります。
疲れていても、山に登って汗ををかいてくると、体がシャキッとなって心身ともに軽くなります。
山登りは体に心地よい疲労感をもたらすスポーツでありながら、
心をリフレッシュしてくれる旅の要素もあるのでなおさらそうなるのかも知れません。

そんなに厳しい登山をすることはないのです。
山の空気を吸ってくるだけでもいいのです。
車道が山頂まで上がっている山でもOKです。
車を降りてその辺の草むらに腰を下ろして、デイバックからコンロを取り出してコーヒーでもいれて・・・・
のんびりしましょう。

山の空気って不思議ですよね。
人を生き返らせてくれる力を秘めているような気がします。

今週は仕事が忙しかったから、今日の休みは家で休養しよう・・・・
ではなく、そんな時こそ山に行こうよ。
ネッ!○○ちゃん!



2003.07.23・・・・やまびこ会で多良岳へ

ネットの山の会「やまびこ会」の事をあなたは知ってますよね。
九州では最大クラスの山好き仲間が集まるネットの会です。
私もメンバーのひとりです。

そのやまびこ会の中でも、
平日に山行を行なう仲間達が今日の「ひらびこ隊」です。

長崎地区の女帝「ミラ様」のお告げで、
多良岳にオオキツネノカミソリの鑑賞登山が
行なわれる事になりました。

ミラ様のシモベのJimnyとしては、
ここはなんとしても駆けつけねば、
鞭打ちの刑を受ける事になってしまう・・・(-_-;)

ミラ様とためいき様は、
ただでさえアルプス帰りで鼻息が荒い今日この頃、
万難を排して、馳せ参じたのでありました。

登山口には、これまたミラ様のシモベNO-1
(私はNO-6くらい?)の福岡のシゲさんがすでにご到着。

ためいきさんも来ている。

そして、ミラ女王様のお出ましだあ〜〜、へへ〜〜ッ!
なにも知らずに頭が高いままに通り過ぎていく他の登山者に
女王様の目が光る。ヒヤヒヤ・・・・

そして、福岡と佐賀から武さんときいさんが到着。
いよいよ、行列の出発だ。

行列に恐れをなして、サワガニ君が逃げまどう。

そんなこんなで、水場に到着。
オオキツネノカミソリがよく咲いている。

この上の、西野越直下の群生地は5〜6分咲きといったところ。
今週末は見頃だろう。

クライミングウォールでいつも指導していただく「Kさん」とバッタリ!
今日は、クライマーではなく、写真家の顔だった。

金泉寺に立ち寄り、多良権現へ。
朝霧山の会のメンバーが昼食中。

ゆみさん、ミラさんも、顔なじみの人たちとのご挨拶で忙しい。
金泉寺に戻ると、私の山の師匠である「Sさん」がおられた。
久しぶりにお会いでき、うれしかったです。

そうこうしていると、小屋番さんが戻ってこられた。
そして、いつも花の画像をアップしてくださる「白髭さん」も・・・・・

今日は、いろんな人と会えて楽しい一日でした。

女王様のお守りで少々冷や汗もかきましたが・・・・・・(-_-;)



2003.07.21・・・・山の楽しみ方と年齢制限

私のHPのこのコーナーを見ているあなたは、きっと山登りが好きな人だろうと思います。
そのあなたは、今何歳ですか?
私Jimnyは52歳です。
あなたは今の自分の年齢をまだまだ若いとお思いですか?
それとも、もう年だ、とお思いですか?
私Jimnyの年齢はどうですか?
まだまだ若いですか? それとももうトシですか?

山で出合う人の中には、私なんかが岩とか沢をしていると、
「自分もあと○年若かったら、やるんだけどなあ〜〜」とか、「あと何年早く山登りを始めとけばよかった」
などと、言われる人とよく出会います。

でもそれっって、例えばその人が○年若くても同じ事を言うと思います。
そんな事を言わせるのは、その人の年齢ではなくて、その人の考え方、姿勢、もっと言えば生き方だと思います。

60歳から岩登りを始めて11を登る人もいますし、
70歳になっても沢登りを楽しんでいる方もいます。
山の登り方に年齢制限はありません。
山歩きの途中で出会ったクライマーや、登山道ですれ違った沢登り組の人たちを見て、
興味を覚えたら、その時がやり時、始め時です。
山岳会の門を叩くか、ガイドさんに聞いてみるのがいいと思います。

もちろん最低限の体力や運動能力は必要でしょうが、
普通の山登りのできる人なら間違いなくOKでしょう。
山の登り方の制限は、戸籍上の年齢にあるわけではありません。
年齢に関係なく、性格的にバリエーションには不向きな方もいるかとは思いますが・・・・

自分で自分の山の楽しみ方を狭めてしまっている人に出会うたび、私は「もったいない・・・」と思います。
考え方を切り替えれば山の楽しみ方は、もっともっと広がるのに・・・・と思います。

私Jimnyは、時間とお金の都合が付く限り、新しい事も含めていろんな山の楽しみ方をしていこうと思っています。
何事も、やりたいと思った時が始め時です・・・・・



2003.07.19・・・・山の道具の収納方法

先日の山行で、メンバーの一人がヘッドランプを忘れてきました。
ヘッドランプはどんな低山でも外す事の出来ない基本装備のひとつです。

昔、当時所属していた山岳会で8人ほどのパーティーで大崩山のロングコースを歩きました。
その時もメンバーの一人がヘッドランプを忘れてきました。
案の定(予定していたのですが)、後半は日が暮れてヘッドランプでの行動となりました。
ヘッドランプを忘れたメンバーの足元を照らすようにしてヘッドランプを点けたメンバーが前後に挟んで歩きました。
不安はありませんでしたが、行動にスピードが出ず、テントに帰着する時間が予定より大きく遅れてしまいました。

その時は、時間が遅れただけで済みましたが、メンバーの一人がヘッドランプなどの基本装備を忘れる事は
パーティー全体を危険な状況に追い込むことにもなりかねません。

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話は、先日の山行の時に戻ります。

私は、彼女に、ヘッドランプを忘れた理由、原因を聞いてみました。
すると、どうも山の道具の収納方法に問題があるようです。
彼女は、山の道具を種類ごとに分けて収納しているそうです。
雨具は雨具、小物は小物類、ガス類はガス類・・・・・

ですから、山に行く準備をする時は、別々の場所にあるそれぞれの収納場所から
それぞれの装備を取り出す事になります。
その整理方法を取るのであれば、見落としがないように装備リストで毎回チェックする必要があります。
しかし、自分オリジナルの装備リストを用意してチェックしていても、
そのうち慣れが生じてきてチェックしなくなったりします。
私もそんな経験があります。

装備の忘れ物を防ぐために、
私は、必ず持っていく基本装備と頻度の高い装備はスーパーの買い物カゴにいつも放り込んでいます。
それに加えて、歩きなら歩き、沢登りなら沢登り、岩登りなら岩登りと
ジャンルごとに分けたカゴの中から必要なものを取り出して基本装備に加えます。
そして、地図を加え、食料、水、着替え、靴、ストックを用意して準備完了です。

私が買い物カゴに放り込んである基本装備ですが、ひとによって少しずつ違いはあるかと思いますが
私の場合は、雨具、ヘッドランプ、ガスバーナー、ガスカートリッジ、スパッツ、細引き、シュリンゲ、カラビナ、
救急セット、ツェルト、帽子、日本手拭い、軍手、
ウェストバック(中身は、コンパス、箸、携帯用の老眼鏡、リップクリーム、ナイフとホィッスル、などです)

季節によっても、基本装備のカゴの中身は変わります。

そんなこんなで、道具をあれこれ整理したり、いじったりすること自体も楽しみのひとつではあります・・・・・



2003.07.15・・・・安全登山とスピード

一昨日は、多良の沢(シベ沢)を遡行、下降と2倍楽しんできました。
遡行ではお助け紐を1〜2回使っただけでしたが、下降ではロープを4〜5回使いました。
滝の下りで落ちれば致命的ですから・・・・

谷を下る時は、易しい所はフリーでクライムダウンで下ります。
ここはちょっと危ないかな?・・・・と思えるところは、ロープを立ち木などにに回して安全に下ります。
立ち木などにダブルでセットしたそのロープを、どのように使うか・・・?

一昨日は、私は一日中ラストに付けていました。
登りのルートファインディング、滝の越え方、そして下り・・・・・
mimimama、そのこさん、おじゃるさん、が3人で力を合わせて進んでいきます。
3人が滝を下るのをだまって見ていると、当然のようにエイト環を使って懸垂下降します。
でも時間がかかります。
一人づつエイト環をセットして、下って、エイト環をロープから外して、「いいよ〜〜!」と声を掛けます。
そして、次の人が同じように繰り返します。
時間がかかります。

ロープを使う下り方は、いろいろあります。

@フィックスしたロープを手に掴んで腕力で下る通称ゴボウ。
A器具を使わず脇の下から背中にロープを回して下る簡易懸垂。
Bハーネスのカラビナにロープを通し、肩から背中にロープを回すカラビナ肩がらみ。
C器具を使わずにできるのがメリットの肩がらみ懸垂下降。
Dそして、一番安全なエイト環などの器具を使っての懸垂下降。
Eもうひとつ、上から確保してもらったり、トップロープ状態でのクライムダウンやロワーダウン。

まだ、他にもあるとは思いますが、主だったものだけ挙げてみました。

上から順に、簡単にすばやく出来る方法かと思いますが、
逆に、安全性が高いのは下から順だろうと思います。

安全に山登りをする事が一番大事なことです。
でも、時間ばかりをかけていて日が暮れてしまえばかえって危険な事になります。
安全とスピード・・・・・
相反するようですが、スピードは安全に繋がる。
これは特にバリエーション登山などでは常識ですね。

中央の沢登りなどでは、高巻く事の出来ない今にも崩壊しそうなスノーブリッジの下を
駆け抜けるしか通過方法がないことがあります。
また、冬山などはスピード不足は死に直結します。

リーダーから指示を受けなければ、自分ができる安全で一番早い下降方法を選べないようではダメです。
この滝ならゴボウで大丈夫だ、この滝は安全にエイト環を使おう・・・・
指示されなくても、そんな判断が自分でできるようにならなければJimny倶楽部の卒業証書はもらえません。ハイ!



2003.07.13・・・・多良山系、八丁谷中俣(シベ沢)


今日は、脊振山系の「ダルメキ谷」を遡行する予定でしたが、悪天候が予想されたため中止。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それでも、どこでも良いから沢に行きたい好き者○名。
水が多いなら面白いかも・・・と、多良の八丁谷中俣に行く事にした。
小雨の中遡行準備をして、林道を歩く。
中山越への登山道を進み、最初に出会う谷が八丁谷中俣だ。

少し進むと、二俣に出る。
右がいつもの右沢。
今日は、先日北九州の「嵐」の面々が登った左沢に向かう。
2m〜5mのいくつかの滝を越える。

オオキツネノカミソリが咲き始めている。

水が枯れ、ルンゼ状のガレ場を詰めていくと、
西野越の手前のオオキツネノカミソリの群生地のすぐ下辺りで登山道に出た。
ここから金泉寺は近い。

金泉寺で昼食を取り、下山は同じ八丁谷中俣の右沢を下る事にした。

懸垂下降を4〜5回交えて、ジャバジャバと下る。

下山後は、平谷温泉に浸かって帰宅となりました・・・・・

*今日は、谷の中が暗く、使える画像が少ししかありませんでしたので、
  レポートではなく、徒然記にアップしました。 




2003.07.11・・・・いい沢、面白い沢、すごい沢

沢登りの季節になってきましたネ。
みなさんはどんな沢(谷)が好きですか?

山の友達に、「どこそこの沢に行ってきたよ」と言うと、
ほとんどの人は、「どんな沢だった?、面白かった?」と言います。

面白かった沢もあるし、すごかった!という沢もあるし、
別に、面白くもすごくもなかったけど、「いい沢だったなあ〜」と後々ニンマリする沢もあります。

登攀的な面白さを求める人、圧倒的な水量にどうやって渡渉するか楽しむ人、
滝登りも、水に抗う渡渉もないけれど、
沢登りでなければ出合えない美しい渓谷での時の流れを楽しむ人、

面白い沢、すごい沢、楽しい沢、そして、自分なりのいい沢・・・・・
それぞれの沢登りを今年も楽しみましょう。



2003.07.09・・・・悲しい贈り物

今日、近所の方から山の道具を車1台分、いただいてきました。
私と同じ団地に住んでいらっしゃる方で、私が商売をしていた時のお得意さんでもあります。
その方の49歳になる息子さんが、ご病気で亡くなられたそうで、
その息子さんが使っていた山の道具だそうです。

捨ててしまうには忍びなく、私が山登りをしている事を誰かに聞いて、
「もらってほしい」・・・との連絡がありました。
同じ山好きとして、「大事に使わせてもらいます」・・・と、いただいてきました。
学生時代から30年近く山に登っていたらしく、私の大型のワンボックスカーに満杯の道具でした。

近所に住んでいながら、そんな山好きの方がおられる事を私は知りませんでした。
その方の道具を整理していると、本当に山が好きだったんだなあ、と伝わるものがあります。
会ったこともない方でしたが、私が彼の道具で山登りをすることで、彼の魂は喜んでくれるものと思います。



2003.07.07・・・・パソコンの修理

パソコンが故障してしまい、10日間の入院となりました。
今日、やっと元気になって我が家に帰ってきましたが、
その間、mimimamaさんの古いノートパソコンでネットにアクセスしていました。
いつも山に行く時は、ネットで情報を収集して出かけていましたので、不便でした。

そして、自分のHPの更新ができないので、山から帰ってきても、
なんだかまだ山登りが終わっていないような、中途半端な気分でした。

最近は、山から帰ってきて、HPでそれをまとめる事で、自分の記録としたり、
改めて、山行を振り返って反省したりして、それでやっとひとつの山行が終わる・・・・・
そんなパターンになってしまっています。

私のHPのレポートは、「このHPを訪問して見てくださる方のなにかの参考になれば」、
との思いももちろんありますが、自分自身の記録としてのウェィトが大きいような気がします。

そんな自分本位のHPですが、これからもよろしくお願いします。
 

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