≪Jimnyの山登りレポート≫

武雄市の岩場「御船山」岩登り

【登った所】・・・・・・・佐賀県・武雄市御船山
【ル ー ト】・・・・・・WCルート下部、凹角?(ルート名なし)、チムニールート(下部2ピッチ)
【登った日】・・・・・・・2007年12月2日(日)
【天   候】・・・・・・・晴れ
【メンバー】・・・・・・・アトム、ハマちゃん、Jimny

佐賀県武雄市の御船山に出かけました。
いつも「FYKルート」しか登らないので、今日は違ったところを登ろうと言う予定でしたが、、、

御船山の岩場

御船山楽園はちょうど紅葉の見頃で、園内の木々はきれいに色づいていました。
赤い紅葉の下の散策路を歩いて、見上げると大きな岩が立ちはだかっています。

岩の下の広場に荷物をデポして、今日は槍の方へ行ってみました。
槍の下部には「WCルート」というのがあるようです。
古いトポによれば、WCルートから左上すれば槍カンテルートに抜けることができそうです。
アトムのリードでWCルートに取り付きました。
右上するクラック沿いに登って行きますが、2本目のピンが遠くフレンズをセットして登って行きました。
ブッシュ帯に抜けピッチを切ります。

そのまま右に行けば「WCルート」のチムニーですが、ピンがない上に苔むしていて
とても登れる状態には見えません。
左上してトラバースすれば「槍カンテ」に出るはずですが、ここも登られた形跡はなくピンも見えません。
一旦下部まで戻り、ルートを確認することにしました。

今日唯一この岩場に来ていた佐賀のパーティーが登っていった凹角を我々も登ってみました。
アトムのリードです。

「WCルート」に取り付くアトム

「凹角?」をリードするアトム

ここは簡単でした。
テラスに出ると、佐賀のパーティーがおられました。
このテラスは「槍フェース」の取り付きのようです。
「槍フェース」は人口ルートで、古いリングボルトが上まで続いています。
2本目のボルトが抜けているようで、ここも登ることができません。
「今日は『槍』には縁がないね、、」と諦めて、再び懸垂下降で下りました。

荷物のところに戻り昼食を済ませ、どこを登ろうかと考えた挙句、
「チムニールート」を登ってみることにしました。
自分自身ずいぶん以前に登った記憶があるものの、まったくルートは覚えていません。
ただ、前回来た時に下部の1ピッチはトップロープを掛けるために登っていました。

この出だしのピッチはA0でもなかなか厳しいものがあります。
御船山にしては珍しくピンがしっかりしているので助かります。

「チムニールート」1ピッチ目をフォローするアトム

「チムニールート」2ピッチ目をリードするJimny
2ピッチ目はA0で直上とありますが、ここから先のリングボルトとハーケンはどれもこれも古びていて
ハーケンの穴も錆び落ちて大きなテンションを掛ければ切れそうな位しか金属部分が残っていません。
やさしくそっといたわりながら使わせていただきました(汗、汗、、、)

このピッチの最後は少し被り気味のフェースの下をトラバースですが、クリップが怖かったです。
トラバースの最後も、遠くのテラスに乗り移るまでが肝試しみたいでした。

この時点で3時を過ぎていたので上まで抜けることは次回にして、このテラスから懸垂下降で下りました。
木に引っかかったロープを振り子トラバースで処理したりと、最後まで楽しませてくれた御船山でした。

岩の上から見る「御船山楽園」


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