≪Jimny倶楽部の山登りレポート≫

脊振・地図コンパス登山



先週予定していた脊振山系での地図コンパス登山は、積雪による長崎自動車道の通行止めのため中止した。
しかし、脊振の地図が夢に出てきてうなされる・・・・との声が約2名から聞こえてきて、今日そのルートを辿ってみました。
 

                                  

【登った山】・・・・・・城山、金山(脊振山系)
【 コ ース 】・・・・・・山中部落→林道→P550先のコル→P571(祠・勝王大明神?)→
            P846(城山)→アゴサカ峠→金山→山中地蔵
【山 行 日】・・・・・・2004年1月31日(土)
【天   候 】・・・・・・晴れ
【 メンバー】・・・・・・うっかりタケの助、たそがれモト兵衛、mimimama、Jimny


今回設定したコースは、尾根筋がはっきりしていなくて鈍頂やはっきりしないコルなどもあり
地図コンパス登山にはなかなかよさそうなコースであります・・・・

長崎から「うっかりタケの助」を乗せ山中地蔵に向かう。
今日は、先日のくじゅうにビジター参加して、今日メンバーとして初参加の「たそがれモト兵衛」と合流。
さすがに脊振は雪が深い。

山中地蔵に車を置き、工事中の車道を歩いて取り付きの山中の部落へ向かう。
山中の部落から川沿いの林道を北へ歩く。
地図上の林道は先まで伸びていて、更にりっぱな横断林道が横切っている。
予定していた「P550」の先まで出てしまったようだ。
横断林道から左の尾根に取り付く。

地形から判断すると、「P550」の北のコルに出たようだ。
コンパスを合わせ、次の鈍頂のピークと思われる地点を通過する。
ここからは急な登りをこなすと、左からりっぱな踏み跡が出合う。
宿・反田あたりからの道と思われる。

その道を少し辿ると、真ん中に祠のある広場に出る。
祠には「勝王大明神」と書かれてある。
広場の周りは石垣で囲まれていて、昔は立派な神社でもあったのでは・・・?と思わせる雰囲気だ。
昔昔、この場所であったかも知れない出来事に思いを馳せながら時間を過ごす・・・・・

さて、先は長いぞ! 出発!

ここからは更に雪が深くなり、トップを交代しながら進んでいく。
ウサギや鳥達、タヌキやキツネ?
雪の上に残されたいろんな動物達の足跡が彼らの生活を物語っている。

ますます深くなる雪と、厳しくなってくる登りをがんばると、縦走路に飛び出す。
ここまでは誰一人歩いた形跡のない、我々だけのコースだったが、
縦走路にもあまり人の歩いた跡はない。

縦走路を少しだけ左に歩くと、そこに「城山」のピークがあった。

さて、金山へ行かねば・・・・・
金山への道も雪が深く、いつものようなペースでは進めない。
トップを交代しながら、雪に足を蹴りこんで行く。
山中地蔵への分岐からは人が通った跡があり、割と楽に進むことが出来た。

番所跡に出る。
金山はすぐそこだ。
山頂に立ち寄ったが、、雪で眩しいので番所跡で食事を取る事にする。

穏やかな日差しの下で、ゆっくりランチタイムだ。

「今日は、予定のコースどおりバッチリだったね〜〜!」と、
みんなで地図を見返しながら、満足げな顔、顔・・・・・・

下山は、山中地蔵へと下る。

山中地蔵さんは、去年の7月に落雷による火災で焼失してしまっていた。
室町時代からあるというここのお堂の天井には、歴史をしのばせる見事な絵が張り巡らされていた。
あの板絵も全て燃えてしまったのだろうか・・・・?
悲しいことだ。
今日は、4人という少人数だったので、地図とコンパスの勉強がしっかりできたと思う。
コースの設定も我ながらよかったと自画自賛している。
尾根上には踏み跡らしきものが多少なりともはあるのが普通だが、
今日は、この雪で踏み跡らしきものも全くなく、自分達で判断して進むしかなかったので、
かえってよかったと思う。

メンバー全員で交代しながらトップを歩き、一人一人が自分で判断しながら進んで行った。
雪道の歩き方も勉強できたし、今日は収穫の多い山行だった。
お疲れ様でした!