≪Jimnyの山登りレポート≫               

【鷹の巣山から裏英彦山道へ・・・】

                                                                     

 *山旅人さんのHPを参考に、鷹巣山から裏英彦山道を歩いてきました。
    静かな雪の山を楽しんできました。    

【山域】・・・・・・・・英彦山系(福岡県・大分県)
【登った山】・・・・・鷹の巣山(三の岳、二の岳、一の岳)
【山行日】・・・・・・2001年1月23日(前夜発夜行日帰り)
【天候】・・・・・・・・晴れのち曇り

【コース】・・・・・・・野峠(7:50)〜三の岳(9:30)〜二の岳(10:40)〜一の岳(11:10)〜
           薬師峠(11:40)〜裏英彦山道取り付き(11:42)〜ケルンの谷(12:55/13:15)
           〜篭り水峠(14:00)〜鬼杉(14:40/15:00)〜英彦山大権現(15:30) 

【メンバー】・・・・・
長崎朝霧山の会(8名)
          L/Jimny、SL/I嵐さん、ヤンマー礼子、月桂冠りつ子、ビューティーその子、
          Mゆりこさん、mimimama、ご近所のYさん(特別参加)

山旅人さん主催のオフ会山行のレポートを頼りに、今回のコースを歩いてみようと
山の会に企画を上げて、山旅人さんのレポートを待っていた。
が・・・・・
例の大雪に見舞われ、オフ会山行は中止となった。
「こりゃあ、自力で行かんばごとなってしもうたぞ〜」

鷹の巣山には、以前行ったことがあったが、裏英彦山は初めてだ。
ガイド本にも記載はないし・・・・(九州百山峰には、破線のみ書かれている)

1/22(火)、18:00長崎を出発する。
21:00には、シャクナゲ荘の上の駐車場に到着し、テントを張らせてもらう。
今日は夜が長い。
ゆっくりと、酒でも飲みましょうか・・・・・
24:00前にお開きとし、就寝する。

空には星が出ている。
冷え込みも思ったほどはないようだ。

1/23(水)6:00起床。
朝食をそれぞれ済ませ、テントを撤収する。
車を英彦山大権現の下まで回す。
8人乗りのボンゴに全員乗り込み、7:00に出発する。

豊前坊から先はまだ雪が多く、慎重に運転する。
野峠に車を停め、7:50、歩き出す。


車道を少し豊前坊方向に戻り、
左手の赤い印の所から山に入る。

ほんの数分で支尾根に出る。
進路を右に取り、尾根沿いに進んでいく。

植林帯の急登が続く。
結構雪が残っているが、アイゼンを付ける事もない。

植林帯の登りが終わると、主稜線に出る。
ここからは、尾根は痩せて周囲も見渡せるようになる。

展望のいい岩場を過ぎ、痩せ尾根を進んでいく。

今日のオーダーは、トップに去年の年間山行日数
180日を誇る「I嵐さん」・・・・・

入会一年少々で、当会のベストリーダーに
なってしまいました。
二番手には、最近ネットを始めたと言うのに
掲示板への挨拶もない「ヤンマー礼子」改め「ダンマリ礼子」・・・

そして、昨日のテントではいつものオチョコではなく
月桂冠をラッパのみしていた「月桂冠りつ子」、
    
続いて、「美白のそのこ姉」の喪も開け、
お化粧のノリも戻った「ビユーティーそのこ」、

本日、ネット初登場の「M・ゆりこ」さん

おなじみ「ご近所のYさん」は、当会の会員ではないが、
今日は入会の下見の「お試し山行」で参加。

正月以来山に行ってない「mimimama」は、
?kg増の体で、ボッカトレーニング?????

ラストは、同じくなまった体でヒーコロ言ってしまった
Jimnyです。

「三の岳」への岩場は、全員気を引き締めて登る。
雪が残っていれば、厳しい所だ。
  
岩場を越え、少し進むと「三の岳」のピークに着く。
潅木に覆われ展望は利かない。
小休止を入れて、岩場の下まで引き返す。

岩に慣れていないメンバーもいるので
用心のため、ロープを出す。

岩場の下半分にはフィックスロープもあるので、 
山慣れした方には、ロープは無用だろう。
が、上部分にはフィックスロープはないので
落ちればアウトです。お気をつけて・・・・

「三の岳」までは、思った以上に時間を食ってしまった。

ここからも、痩せ尾根やちょっとした岩場が続く。
    
「二の岳」の手前には、展望がいい岩のピークがある。
5人も立てば、満員だ。

「二の岳」への登りも、ちょっと緊張する急斜面の
トラバースがある。

「二の岳」のピークからそのまま尾根通しに進めば、
2〜3mのカンテ丈の岩場のクライムダウンがある。
ここも少し危ない。
  
「二の岳」の手前に巻き道があったので、
下りには巻き道を使った方がいいようだ。

「二の岳」から「一の岳」を見ると、
意外と遠くに感じられる。

おまけに一度下って、登り返しになるようだ。

「一の岳」の下まで来て見ると
ピークが真上にあるように見える。

だが、道は左から大きく巻いている。

急な登りが終わると、細長い「一の岳」の
ピークの一端に出た。

だらだらと登ると、「一の岳」だ。

ここから南方向に下ると、
しばらくで、荒れた林道に飛び出す。

「薬師峠」だ。
「薬師峠」に出て、左に数十メートルも進むと
右手に小さな板切れがあり
「うらひこさん入り口」と書いてある。

今日は、積雪の状況と、登山道の様子を見て
「裏英彦山道」に入るかどうかを
決めるつもりだったが新しいテープもあるようなので、
このまま進むことにする。

植林の中の登りを黙々とこなす。
   
自然林の尾根を登るようになり、地図で確認すると
北岳から北東に伸びる尾根を登っているようだ。
      

        標高1000mあたりで、北岳の東側の岩場の下を回りこむように
        道は左にトラバース気味に進んでいる。
        
        裏から見ると、「北岳」が聳えるように天に向かっている。
        「南岳」もピラミダルな姿でなかなかカッコイイ・・・・

        この辺り、人があまり入らないせいか、鹿のフンが多い。

        積雪が多く(20cm位)、足元がよく見えないので、岩の隙間に足を踏み抜いて
        しまうので、注意しながら進む。

        目印のテープは多すぎるくらいあるので、ルートを見失う事はないだろう。

        尾根をいくつか乗り越え、谷をいくつか渡ると、ケルンがいくつも積んである谷に出る。
        「ケルンの谷」との表示板がある。
        ここで、立ったまま行動食を口に入れる。
        「南岳」の東側直下のようだ。



「篭り水峠」までは近いようだ。

進行方向正面には、
地図上の「P1071」が見えている。
このピークの左を巻き、
スズタケをかき分けて登っていく。

そして、少し下ると、右手に見たような岩場が現れる。
以前、猫の丸尾から篭り水へと歩いたときに
突き当たった岩場だ。

「篭り水峠」はすぐそこだ。
「薬師峠」から「篭り水」までは、思っていたよりは
近かったような感じだ。


     

       ここから、「鬼杉」までは近い。
       雪の重みで垂れ下がったスズタケで歩きにくい道を進む。
       幾百年の歳月を見つづけてきたであろう杉の木たちを見上げながら、先を急ぐ。

       南岳からの登山道と合流し、「鬼杉」に到着する。
       東屋で一休みして、下山する。

       帰りは、「シャクナゲ荘」でさっぱりして、長崎へと帰路に着いた。 

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       *裏英彦山道はもっと荒れていて、時間もかかるかも・・・・・と、思っていたが
        新しいテープもしっかり付けてあり、積雪があったわりには
        それほど時間もかからなかったように思う。
        紅葉の時期には、良さそうな感じだった。

        静かな山歩きを好まれる方にはオススメのコースのようです。

        でも、石ころの隙間に足を踏み入れて骨折でもすれば、人は通らないし
        大変ですので、単独はやめたほうがいいかも、
        それに、連絡用に無線機でもあれば心強いですね。(多分携帯はダメでしよう)